お〜い!竜馬のあらすじ・作品解説
「お~い!竜馬」は、1986年から1996年にわたって少年ビッグコミックと後継誌であるヤングサンデーにて連載された。原作は武田鉄也、作画は小山ゆうである。単行本は小学館ヤングサンデーコミックスより全23巻が発売されており、1992年にはNHK総合にてテレビアニメ化され、2005年には舞台化もされた。幕末の英雄である坂本竜馬の生涯が描かれた作品であるが、竜馬の幼少期から描かれていいるのが特徴的であり、幼少期の出来事が倒幕運動をする動機となったいう解釈となっている。 泣き虫で弱虫な竜馬は、岡田以蔵を始めとする近所の子供達からいじめられる毎日を送っており、勉強もできず塾からも追い出される始末。そんな竜馬を姉である乙女や栄は、厳しくも温かく育てる。当時、竜馬のいる土佐藩では上士と郷士という差別が存在し、理不尽な理由により友人や母を死に追いやった。優しい心の持ち主である竜馬は「強くなりたい」と願い、黒船来航や吉田松陰の門下生たちとの出会いや、脱藩を経て、世界を見据えて幕末という時代をかけ抜けていく。
お〜い!竜馬の評価
お〜い!竜馬の感想
竜馬を知るには、この本!
竜馬を知った原点誰でも知っている坂本龍馬。学校の教科書以外で坂本龍馬をより詳しく知るきっかけになる書物は『お~い竜馬』ではないだろうか。学校、図書館などに置いてあり、マンガだから子供でも読みやすい。私も坂本龍馬を好きになった原点が、この本でした。書物やドラマで色んな竜馬のキャラクターが描かれているけど、私は、この本の竜馬のキャラクターが一番、イメージしてた、竜馬像にぴったりです。個性あるキャラクター竜馬の生い立ちが分かりやすく描かれており、人一倍優しいが、泣き虫で弱虫だった竜馬が、次第に、強くなっていく様は、読んでいてワクワクしました。そして、お仁王様と呼ばれた姉の乙女、土佐仲間の武市半平太、以蔵、弥太郎土佐上士、新撰組、吉田松陰、西郷隆盛、高杉晋作桂小五郎、勝海舟、ジョン万次郎、色んな登場人物が出てきますが、それぞれの個性がハッキリしていて、本当に、昔、こういう性格だったんだろうなと...この感想を読む
歴史フィクション
人を切るシーンも多くて「うわっ」と思うところも時々あったけど、面白くて好きでした。実在した人物が登場人物とはいえ、ストーリーはフィクションなのだそうです。とは言っても、実際に起きたことがちゃんと起こっているので、歴史の勉強にもなるとは思います。こういうマンガで憶えた歴史と言うのは、意外と学校の授業で憶えることよりも、ずっと憶えてたりするから不思議なものです。確かアニメ化もされていて、当時テレビで観ていたような気がします。坂本竜馬や、当時の日本の状況や動きを知るためには、いいマンガだと思います。岡田以蔵さんが好きだったなー。あと竜馬の脱藩に協力して自害した栄姉さんが、登場シーンは少ないけど、とても印象的でした。