ミスター味っ子のあらすじ・作品解説
「ミスター味っ子」は、講談社の漫画雑誌「週刊少年マガジン」にて掲載されていた作品である。作者は寺沢大介で、講談社漫画賞少年部門を受賞している他、テレビアニメにもなっている。 主人公の少年・味吉陽一は中学2年生ながら、母親の法子と共に日之出食堂を営んでいる。その食堂は他界した父親の隆男から託されているもので、陽一が出す絶品のカツ丼は、初対面の日本料理で著名な村田源二郎も認めるほどである。村田は味皇とも称され、その村田に陽一が出会うことで、数々の料理人を相手に料理勝負で対戦を重ねることにより全国的にもその料理を認められるような人材となっていく。村田の料理人に向けるこだわりはただただ「味」の一点であり、その料理を突き詰めている料理人になら、歳も背景も全く気にすることなく愛情を持って受け入れている。ゆくゆくは、村田自身が陽一のライバルとして質の高い料理対決が繰り広げられることとなる。 パートIIは、その後に雑誌「イブニング」にて連載された。
ミスター味っ子の評価
ミスター味っ子の感想
独自の世界
既に悪趣味と言われる店舗を構えながらも客を独占している寿司虎がコンクールの順位を各店の暖簾に書くのを強要する必要があったかと思う。挙げ句町中の鮪と海苔を買い占めている。費用対効果は甚だ疑問。後に幼稚園児に出すおにぎり対決で不戦勝を得るため県会議員の息子の立場を使って店屋相手の酒宴を催した仕出し屋もいた。陽一は扉絵で一馬にカレーはスパイスのオーケストラと習い、しかし本編ではインスタントコーヒーで一馬の厳選したスパイスによるカレーに対抗し得ている。ソーセージの話ではスコルピオンは香辛料でも神業と言われ、陽一は塩を均一にできた後、同じソーセージを作っても勝てないということで血だけのソーセージとそれと好対称なソーセージを作り 香辛料のこの字も出なかった。ありふれたもので香りと辛味で拮抗できた方が本作らしくなったと思う。
奇想天外な料理マンガ
アニメでも見ていましたが、とても好きなマンガでした。実際にこのマンガで出て来た料理、美味しいのかなぁなんて思いながら読んでいたのをよく覚えています。兄弟も好きだったので、一緒に読んでいました。ラーメンやパスタ、駅弁などで斬新なアイディアで料理を開拓していく主人公味吉陽一、中学生なのにすごいなーと思っていました。作った料理を食べた後に味皇とかがするリアクションがすさまじくて、今読んだら笑っちゃうだろうなぁ(笑)他にも色々料理マンガはありましたし、読んだのも多いですが、私はこのマンガが一番好きでした。焦がしねぎラーメンは間違いなく美味しそうだったな~。
ミスター味っ子の登場キャラクター
味吉陽一
よみがな:あじよし よういち ニックネーム:ミスター味っ子 年齢(作品時):14歳 身長:154cm 性別:男 住まい:日之出食堂 性格:熱くなりやすい 趣味:ゲーム 特技:料理 癖:何かを企んでいると小鼻をピクピクさせる