俺じゃ足りないのはわかってる…それでも…少しでもいい!一緒に背負って行きたいんだ!
小関信也
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火ノ丸相撲は2014年発売の週刊少年ジャンプ26号より連載が開始された高校相撲を舞台とする漫画である。 主人公は小学生時代、将来の横綱候補を意味する「国宝」の一人として「鬼丸国綱」の異名をとっていたが、中学校に上がって以降身長が伸びず体格差の前に勝てなくなり無名の存在となった。しかし彼は諦めることなく己を鍛え直し、大太刀高校へ入学。不良の溜まり場となっていた道場を取り戻しメンバーを集め、ついに高校相撲界へ名乗りを上げる!弱小と呼ばれる大太刀高校を日本一へ、そして己は横綱になることを目標に掲げあらゆる強敵に立ち向かっていくという物語である。 この漫画の特徴はなんといっても「熱い」ということである。体格差を言い訳にせず、自分にストイックに、まっすぐ目標へと突き進む潮火ノ丸の姿は見る者の心を熱くさせる。 2014年11月9日の大相撲九州場所で「火ノ丸相撲」の懸賞幕が取り組みの前に土俵へ上がるなど、人気を博している。
連載当初は、相撲漫画ってあんまり面白くなくてどれも似たような作品が多いから、あまり期待していませんでした。それが読んでみたら面白い、何が面白いって、背は小さいし、体も小さい男の子が横綱を目指すっていうからすごいなって感じですね。主人公の母親は、鬼丸に大きく産んであげなくってごめんねっていうシーンがあるんですけどそれをバネにして自分より大きな相手に向かっていく姿勢は少し感動します。高校生の相撲大会なのに国宝と呼ばれるキャラクターにも注目ですね。絵も見やすく上手いので相撲漫画が苦手の人にもお勧めできます。基本はスポコン漫画に近いですが、現代風のアレンジ、解説などがあり、相撲をよく知らなくても楽しめます。もしかすると、これを機会に相撲ブームがくるかもしれません。スラムダンクだって爆発的に人気が出たせいでバスケットブームがきたので、これから小さい子でも相撲を始める子も出てくるかもしれません。個...この感想を読む
よみがな:おぜきしんや
小関信也
主人公が好敵手である久世に負けた際に潮(主人公)の後を追おうとする小関を部員たちが止めます。 「一人にしてやれ」と言われるものの、今まで部内で一番強い潮に勝利という名の責任を背負わせて来たが、小関は「下級生に背負わせるものではない!」と潮の後を追いかける際に放つセリフです。 このとき、初めて部員たちが仲間になったように感じました。
沙田美月
小学生のころに見た主人公(潮火ノ丸)の試合風景を回想しながら、自分を投げ飛ばした主人公の背中に発したモノローグ。
駿海登喜雄
個人戦で敗退した主人公(潮火ノ丸)が翌日の団体戦で勝利し、その成長に対して発した言葉。