ハイガクラのあらすじ・作品解説
ハイガクラは、原作・高山しのぶの漫画で、一迅社のコミックZERO-SUM増刊WARDにて連載され、単行本としては2015年2月時点で全8巻が刊行されている。 2010年8月には第3巻刊行を記念し、有隣堂藤沢店にて雨宮由樹・市原ゆき乃の07-GHOSTとの合同原画展が開催された。また、アニメイト限定で作者描きおろしのカバーを巻いた第3巻の発売や、全国の各店舗での原画の複製展示が行われた。 2009年と2010年には浪川大輔や宮野真守、鳥海浩輔といった豪華キャストによるドラマCDが販売された。 ZERO-SUM WORDでは、応募者全員に本作のキャラクターが描かれたテレホンカードや図書カードが頒布されるといったサービスもしばしば行われている。 とある国に、八百万の神と四匹の凶神がいたが、神々は逃げ出してしまう。そこで、神々を連れ戻し、神々の代わりとなっている白豪を解放するためにつくられた歌士官を中心に物語は進んでゆく。
ハイガクラの評価
ハイガクラの感想
神々と人間を取り巻く壮大な物語!
神々の多様性と、人間界との世界の隔たりという世界観まず協調するのは、神・神獣の多様性です。仏から獣までまた高位な・下位の、様々な、しかも各々がきちんとした特性を持ちそれぞれの能力として視覚化されるとともに、神らしい荘厳な存在感をうまく表現できています。また、神々といっても、西欧系の神ではなく、中国・日本・ベトナムなどのアジア系の神が登場しているので、日本人も馴染みやすく、読みやすくなっています。そして最初の話で、主人公が日本に降りて神獣の手がかりを探っている様子が描かれていましたが、このように、神々と人が共存している国(以下外国(そとくに)と呼ぶ)と、日本など(以下人間界と呼ぶ)に世界が隔たれていて、しかし一定の部分でつながりがあるという世界観の設定(例えば地面が繋がっているから、地震の余波を受けやすく、それを止めるために人柱として高位の神獣が利用されている、など)がよくできているなと...この感想を読む
中国風物語開幕!
人間が住む世界の遥か上の国で、四つの山の神様達が逃げ出したのを捕まえるための歌士官といわれる人たちがいました。出来そこないと言われる歌士官、一葉とその多愉快な仲間たち(笑)のお話です。四凶という神様が逃げ出してしまい、その神様の代わりに一葉の親代わりの白豪が人柱になっているのでその人柱から解消したくて神様探しを頑張って?います。一葉が連れている従神も中々曲者で、一葉は超音痴で一句歌ってしまう内に低級な地霊を殺してしまうらしく、そんな一様に潔斎されている従神二人はきっと只者ではないんでしょうね。日本での神探しが始まったのですが、日本はちょうど神無月で出雲以外には神様はいません。収穫なしで帰ってきたのですが、神が神社を留守にしている間は他の邪悪な神が勝手に入ってくることもあるらしく、そのまぐれの当たりを狙って一葉は時間を置かずに二回目の日本への渡航が決まった。