ホラーであり真実のお話
これはホラーだよ(確信) 東村アキコは恐ろしいものをこの世に生み出してしまいました。この世に生まれて30年余年。守りに入りまくっているアラサー女たちだったが、彼女たちの理想――タラレバを切って捨てる若い男・KEYの登場により、人生の危機を迎える――いや、“迎えていた”ことに気づかされる。ようやく自分たちの立場に気づいた親友三人の、己のプライドと、人生と、結婚願望との板挟みにあいながら、自分なりの幸せを見つけるための奮闘記。そんな風に筆者は『東京タラレバ娘(以下、タラレバ)』を解釈しているが、はっきりいってこの漫画はホラーだ。もともと東村アキコは“ぶっちゃけ”漫画の申し子である。誰もが突かなかった痛い思い出や痛い立場をコミカルかつセンセーショナルに描き、世の話題をかっさらう。だが、これは本当に思い当たる節がある人間からすれば、KEYの指摘はセンセーショナルどころではない。たぶん、アラサー...この感想を読む
4.04.0
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