海風を感じながら読みました。
吉田秋生さんの漫画はすべて読ませていただいてて、今回の本も何の変哲のない家族の日常 の物語なんだけど、どこかせつないというか懐かしいというか、そして海を感じる物語でとても素敵 でした。 鎌倉は、自分が住んでいるところに近いのですごく親近感を持って読めて、出てくるシーンの場所 に行ってみたいなあと思えてきました。 色々抱えている4姉妹の物語ですが、一番下の引きとられたすずの成長を中心に描かれたお話 です。 今どきの中学生っぽくなく、どこか純粋というか色で言うと「白」って感じの女の子で、父親が死ん で思春期で、重たいものを抱えているはずなんだけど、前向きに一生懸命に生きようとする姿は、 読んでいる者にも元気を与えてくれます。 それをとりまく、姉たちもみんな不器用だけど優しいのでなんか姉妹っていいなって思います。 どんなことがあっても、家族のつながりというのは切れないものだなと思いました。 出てくる食べ物もすごくおいしそうなので読んでいるとお腹がすきます(笑)
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