どうしようもないお粗末な作品
SEEDも決して良い作品とは言えなかったが、続編となるこのDESTINYではさらに大幅に下回るどうしようもないものを作り出してきた。 SEEDのマイナス点であったシーン回想多様、バンクの使い回しはより一層酷い物となり、 総集編の多さも相変わらずなため、戦闘描写が少なくストーリーもなかなか進行しない。 さらに主人公かと思われていたシンが前作主人公キラの本格参戦後は脇役に回るという、不遇な扱いを受けたのも大きな不満点。 それだけでなく、性格もねじ曲がってすっかり悪役と化したものにされている。 片方を持ち上げるために片方を下げるというのは誰にでもできることであり、 仮にもプロ脚本家であるならしっかりとした展開を作ってもらいたいと思う。 褒められる点は主題歌の良さ。 とはいえ作品の雰囲気に合っていないタイアップも多く、アニメとの主題歌として見ると微妙ではあるか。 本編の内容から上げるのであれば、シンがキラを倒した34話の展開だけはすごく面白いものであった。
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