りゅうを助けに大冒険!
西洋の絵本ですが、世界中の子供たちが楽しく読める名作です。 エルマー少年が、土砂降りの中で濡れていた野良猫を拾って、ママに内緒で飼い始めた所からはじまります。旅行家だった猫はかわいそうなりゅうの事をエルマーに話してあげました。 子供のりゅうがどうぶつ島のおそろしい猛獣たちに捕まえられて、物運びなどに使われている話です。 心優しいエルマーはりゅうに同情して助けてあげようと思い立ちます。荷物を用意してから、隠れて船に乗り込み、どうぶつ島までわたります。島では恐ろしい動物たちに命を狙われながらも、その度に知恵と勇気を振り絞ってたくみに切り抜け、ついにりゅうを助け出します。 まだ子供なのに遠く離れた島に一人でわたり、食べ物道具も調達して自分の努力と知恵で危険を乗り越えるのです。 弱い者への思いやり、勇気、知恵、子供の成長に必要なものが全て揃っています。しかも物語はただの冒険ではありません。ひとつのひとつの冒険や動物の描写もユーモアにあふれていて子供にとっても楽しくてたまらない話に仕上がっています。 お子さんと一緒に大人も楽しめる素晴らしい絵本です。子供の頃のマイベストでした。
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