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- 感想
- HAPPYではない女の子達の痛々しいリアル。
4.134.13
- 映像
- 3.88
- 脚本
- 4.13
- キャスト
- 4.25
- 音楽
- 4.13
- 演出
- 3.88
- 感想数
- 4
- 観た人
- 5
誰だって幸せになりたい。と思っているのに、何で空回りしちゃうんだろなー。幸せになりたくて、精一杯不器用に生きている女の子4人のリアルな生活が描かれています。
個人的にはデリヘル嬢の秋代の生き方が、とにかく不器用で見ていて心が痛かった。あんなに綺麗な人なのに、好きな人の前ではスッピンでスウェッド、性格も男前。自分を絶対好きになってくれないとわかっていて、それでも思い続けている秋代。しかも好きな人には彼女が出来てしまっていて・・・見ていて苦しかったです。でも、一番の見所。 その他、男性に愛される事が自分の存在意義としているちひろ、そんなちひろの生き方に嫉妬と妬みを感じながら一緒に暮らし、強く生きようとする塔子。恋に恋する、幸せな日々がやってくる事を待っている里子。 どこかしら女の子なら誰かに共感できたりしたり、こんな子いるなーと思ったり。女性の強い部分、弱い部分。たくさん詰まった切なくも力が沸いてくる。そんな映画でした。 エンディングソングの「光が消える 前に」が、まだまだ頑張れるよ。と言ってくれてるような気持ちになります。
そして塔子役は、原作者の魚喃キリコさんという所も、原作ファンには大変見所だと思います!とても綺麗で、演技力も抜群でした☆
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他のレビュアーの感想・評価
見ていると心が痛いです・・・
魚喃キリコの同名コミックを映画化した作品。フリーターの里子、デリヘルの秋代、イラストレーターの塔子、OLのちひろの4人の女の子が主人公。現代社会で恋愛や仕事や人間関係に悩みながら生きる、赤裸々な女性の姿が描かれていて、同じ女性として見ていて切ないし、心が痛みました。オーバーに描いている場面もあるけど、彼女たちが経験した出来事や思いは、ほとんどの女性が共感できるのでは。ただ、ここまでリアルな部分は男性から見るとちょっと引いてしまうかもしれません。最後はハッピーエンドとはいかなかったけれど、全員が希望を持って新しい出発ができたような描き方だったのが良かったです。
4.04.0
切ない映画
原作は魚喃キリコの漫画。魚喃キリコ作品が好きだったので、鑑賞。必死に生きているけど、なんとなくうまくいかない女の子たち四人の物語。ひたむきに頑張る姿に胸をうたれる。女性におすすめの映画だ。イラストレーターで、過食嘔吐をしている塔子が一番すきなキャラクター。デリヘル嬢で男友達に恋をしている、秋代もすてき。最後、新幹線に乗るところのセリフが深い。四人の人生が海辺で交わるという演出もいい。原作よりもよい作品になっていると思う。また、音楽もとてもいい。EDの「光が消える前に」という曲が大好きで、CDを借りてきたぐらいだ。十代から二十代の女性におすすめ。
4.04.0
女の子を嫌えない「オンナ」
デリヘル嬢・デリヘルの電話番・イラストレーター・OLと、職業も立場も違う女性たちが、やなことにくだをまきつつ、無力感とたたかったりしながら、なんとか前を向いていこうとする話。棺桶で眠る秋代さん、摂食障害の塔子さんのふたりのキャラが際立っていて、とても気持ちをひっぱられてしまった。彼女たちは「なんだよ」と思いつつ、ちひろみたいな女の子を嫌うことはできないんだろうな、とか。器用に、上手に生きられない、現代の女性のエッセンスがとても上手に表現されていると思う。そのぶん主人公のはずの池脇千鶴が、少々影が薄いのですが…。セリフが自然で、音声的にも「いじってない」感じで好感が持てる。かといって雰囲気のある作品ほどわかりづらいこともない。さらりと見れるお話だけど、男性が見たらどんな感想を抱くんでしょうね。。。
4.54.5
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