それはラストシーンの一言に象徴されている
命は重いか、軽いか。その答えは、みんな知っています。 重い(と言わなければいけない)ことくらい、みんなわかっているのです。 でも、なぜ人を殺してはいけないのか。一度くらいは疑問を持ったことありませんか。私は自分が本当の意味でその答えを知っているのかどうか、正直分かりません。 この作品は、「命は重いんだよ」と言っているのではなく、軽くないとしたら重いのか?とでも問いかけているように感じました。 子を殺された母親。 母を殺す子。 殺すことで母の愛を獲得しようとする子供。 いずれも母と子の関係性の中で、命の重さに関する問いと闘っています。 ある人にとっては重い命が、別の人にとっては軽い命で、「命の重さを知ってほしい」と言っている先生ですら、殺されたわが子のために誰かの命を軽んじる。 家族殺しの少女に憧れる女生徒、ミズキは自分の命の重さも分からなかった。 でも、それが人間の動物的な自然さだと思います。だからこそ、問いかけることが必要なのだとも。
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