πの真実、多くの人が理解されていない！その真実とは - πの感想

天才学者、引きこもりになりやすいその理由

この映画の主人公は、天才数学者です。自宅に 、施錠を欠けるほど、社会との交流を出来るだけ避けながら生活を行っています。ただし、生活を行って行かなければならないため、天才数学者には、悪の組織の様な人達からの ハッキングのためのプログラムなどを提供されています。 天才学者の脳は、右脳の働きが活性化しやすいと言われている場合があるでしょう。右脳は、並列処理型の脳であり、左脳は、一つ一つの物事組み立てる直列処理型の脳と言われています。天才は、自分なりの中で物事を一瞬で処理する力がある一方、 言葉を上手く組み立てれない場合もあるのです。 社会の多くは、一つ一つ、物事を処理していく傾向も高く、天才は、社会に適応できなくなってしまう可能性もあるのです。 この映画内で、少ない人間関係において、心を開ける近所の女の子がいます。女の子は、よく、電卓を持って天才数学者に、難しい計算をさせます。 それを一瞬で答えてあげる中で、すごいと思われる演出などは、まさに、右脳の働きが高い人物像をキャラクターとして作り出されているものだと考えます。社会との極端に距離を置く演出は、社会に対する感心がほとんどなく、 悪い人からの仕事の依頼に対して、罪悪感を全く感じる様子もない姿などもありました。 映画を見てる人からすれば、人としてどうなのと思われるかもしれません。 人に対して関心がないため、  社会に置かれている自分の姿すら見えてこない場合もあるのではないでしょうか。 人としてどうなのと思われる人の中でも、お肉などを食べる人もいるはずです。 動物を殺すことに関心が無いのと、同じ心情です。 この映画は、メッセージ性が強いため、世の中には、自分とは違う様々な人がいる事を伝えるため、敢えて、この様な演出を作り出した物だと考えます。

絶対的な答えを出してはいけない！真実

この天才数学者は、世の中の出来事は全て、ある方程式によって全てを解き明かせると思い込んでいます。それは、πに秘密が隠されていると思われる中で、πの研究に没頭するのです。その天才数学者には、 数学者の師匠がいまして、真実がπにある事について師匠に話を持ちかけるのです。 ただし、πは、危険だから研究をするのは辞めなさいと忠告を受けます。この時点で、この映画を見ている人の多くは、何が危険なのか理解されていない人も多いでしょう。天才数学者は、危険なはずは無いと思う中で、さらに研究を続けます。すると、どう言う訳か、最後の答えが出そうになった時、パソコンが急に壊れたりするのです。何度も何度も、まるで意識を持ったものに邪魔をされた様な出来事が起きます。師匠は、この様な話しを天才数学者にいます。囲碁の碁を使って、昔の日本人は、世の中は、無限であり、世の中を悟っていたと。ネタバレになりますが、囲碁の碁盤は世界を現し、白と黒の碁石を使います。この世界も同じく、世の中は、男と女や生死など二つの要素で成り立っています。絶対的な答えが出ると、絶対的な答えにおける一つの要素に力が大きく働き、世の中のバランスを崩し、絶対的な答えが世の中を崩壊しかねない事を師匠は既に知っていたのです。白い碁石が、世の中を全て覆い尽くす様なイメージです。世の中のバランスを崩しかねません。ただし、この内容は映画では伝えておらず、見ている人が自分自身で考え、 自分自身で悟らせるメッセージが隠されています。天才数学者は、師匠の言葉で、師匠と同じ様に全てを悟ります。そしてこの映画の最後、近所に住む女の子は、いつもの通り電卓を持って計算をさせようとします。ただし主人公の天才学者は、分からないと言って、全てを悟った心地よさから笑顔で答えてこの映画は終わります。この映画の他の方のレビュー内容は、意味不明、などの言葉も数多くあります。この真実に気がつけば、 メッセージ性の強い映画ではないでしょうか。

物語意外に隠された、πの秘密

この映画は、低予算で作られている映画です。映画の特徴としては、カラーで撮影が出来る時代にも関わらず、敢えて、白黒映画の様な演出がされています。世の中は、囲碁の碁石の様に、2つの気でなりっているものであり、 お金がないので白黒映画にしたのではなく、あえて、白黒映画で作ることで、メッセージ性を持たした映画となっています。πを選んだのは、πは、 無理数と呼ばれる場合もあり、理（ことわり）が無い言葉としての意味がある場合もあるのではないでしょうか。又、丸は、欠ける事が無い真実を現す象徴です。まとめれば、本当の真実は、答えが無いのが真実と解釈できるのではないでしょうか。そう思う心とそう思わない心が大切であり、そのバランスの大切さを伝えている映画です。人の体も同じく、興奮し過ぎてもよくありません。抑制力が強く過ぎてもよくありません。それを伝えるための映画だと感じました。