切っても切れない親子愛!恋愛ストーリーも組み込んだ最高のドラマ「ビター・ブラッド」
ポイントのご紹介
アクションや推理や恋愛にファミリー映画などのいずれか1つが好きという方に必見の日本のドラマ「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」についてのご紹介です。
実際にこのドラマを観ましたが、こんなにドハマリするとは思っていませんでした。題名からして「刑事」と含まれているので、サスペンスや推理物とは観るまえから予想はできていましたが、予想以上に深い感情を抱かされるドラマで楽しませていただきました。
サスペンスや推理物が苦手な方でも楽しんでいただける作品です。ドラマは時間がないと全て観ることができないので苦手という方でも「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」は時間を裂く価値ありのおすすめの作品です。
また、ドラマが苦手な方にも嬉しい、推理物は基本的に1話完結であり、小刻みに観てもストーリーを掴めます。但し、1話で構成されたストーリーとは別に全体としての主人公たちの背景に対するストーリーがあるので鑑賞の仕方は人それぞれ楽しめます。だからこそ何度観ても楽しめます。では、みどころを含めドラマを観るときの楽しみ方をご紹介します。
みどころ1 親子愛の復活
主人公である「佐藤 健」が演じる「佐原 夏輝」は父親と早くに離れ、父親のことを憎んでいるところから始まります。父親というものは、子どもの側でその偉大さや優しさなどを幼い頃から少しずつ感じさせていくものです。やはり、子どもの目はとても純粋で早くに自分の元を離れていったという父親の姿は佐原には裏切られた印象が強かったと感じます。
そんな佐原も父親なしでも立派に成長をし刑事になります。そしてまさかの父親である「渡部 篤郎」が演じる「島尾 明村」が勤める部署に配属となるところからストーリーはどんどん展開していきます。2人の関係には長いブランクがありますがそのブランクは最終話には完全になくなるという血をわけた親子の絆の強さが感じられます。島尾は佐原の父親でもありますが、刑事の先輩として慣れ親しんでいくのですが、男親と息子の照れくささ加減が観ていてにやついてしまいます。素直になれない親子ですが最後には他にはない親子愛の復活を遂げます。
みどころ2 予想外の恋愛ストーリー
「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」をおもしろくする大事なキャストである女刑事役の「忽那 汐里」が演じる「前田 瞳」ですが、年齢の近い佐原ではなく、その父親である島尾を好きになってしまうところがまた、このドラマおもしろみが増すところです。やられたと思わせられる展開に予告が楽しみで仕方ありません。女刑事と聞くとドラマ好きからすると「アンフェア」の「篠原 涼子」を思い浮かべてしまいがちですが、また違ったキャラクターの前田と父親の島尾と息子の佐原との三角関係に興味津々になります。キスシーン、ベッドシーンはないもののドキドキさせられる恋愛事情に釘付けになります。
みどころ3 何といっても佐藤健のかっこよさ
佐藤健ファンにはたまらない彼の魅力がぎっしりと詰まった作品です。今までの佐藤健とは違ったシーンが盛りだくさんのため、最近キュんキュんしていない女性にもとてもおすすめです。一見頼りがいのない佐原ですがここぞとばかりには男であるところを見せてくるので、女心をくすぐられまくりです。佐原を観る時には父親に対する息子の顔と刑事である顔と前田に対する男の顔と3つの佐原が見られるのでどの角度から見ても好印象を持つこと間違いなしです。
バラエティーに近い父親の佐原との掛け合いは声を出して笑ってしまいそうなぐらいおもしろみがあります。美男子である上にボキャブラリーがあり、ナルシストさが微塵も感じられない佐藤健にはつくづく魅せられます。イケメンだけで上り詰めているわけでないと証明した作品であります。
みどころ4 渡部篤郎の演技力
さすが渡部 篤郎!と思わせる彼の演技力にはあっぱれです。普段のクールでかっこいい渡部 篤郎からは想像もできない気さくだけど気取った一面もある役柄である島尾役を見事に操っています。ドラマのなかで仲間の刑事を含め、コードネームがつけられれているのですが、島尾のあだ名は「ジェントル」と言います。
ジェントルに相応しい気取った雰囲気でクールな部分も見せますが、とても砕けた演技も多くそれらの演技のほとんどはアドリブであったといわれています。とっさにアドリブで作られた演技だからこそとても自然で、本当に日常にある光景を見ているようで自然とのめりこんでしまいます。
少し年配の男性を好む人であれば佐原よりも島尾にキュんとくる女性が多いと思われます。島尾が実在していたならきっと男性の敵になっていること間違いなしです。女性が好きそうな少し悪ぶれた雰囲気と母性本能をくすぐるような無邪気さにノックダウンされます。ドラマの始めでは少しいけすかない雰囲気を振舞っていた島尾ですが、ドラマの終盤では女性の心を掴み、男性には憧れの目線で惹きつけるところは、やはり渡部 篤郎の演技力の素晴らしさにあると感じます。がらっと渡部 篤郎の印象がかわるドラマです。
こんな人におすすめ
ドラマは観る側の心境や環境により観方や捉え方が変化するものです。自分の気分によってどんなドラマを観たいか変わります。「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」は、ちょっと落ち込んでいるときや、悩んでいる方にもおすすめのドラマです。刑事仲間の人間関係についても描かれており、同僚との絆についても感動させられるシーンがあります。
同僚は個性豊かな役柄が多いですが、どの役柄も重要であり全員がそれぞれの個性や面白さを持ち備えています。人間関係で悩んでいる方も、これまでの人間関係の作り方や他人の見方が変わるきっかけになる可能性があります。また、好きな相手に振られたという方にもおすすめです。その理由は刑事仲間の中にモテないけど振られても振られても立ち上がり、何度も何度も婚活パーティーに繰り出すコドーネーム「バチェラ」という刑事がいます。バチェラのハートの強さには拍手をあげたいぐらいです。そんなバチェラにも遂に彼女ができるシーンがあるのですが、これがまた結婚詐欺との疑いがかけられます。
いくら彼女がいなくとも信頼のできる仲間がいれば救われるというシーンには同僚との強い結束と同僚を思いやる気持ちが感じ取れます。自分に置き換えたときに頭をよぎる身近な人の思わず感謝したいという気分にさせられます。自分は1人じゃないし、人は1人じゃ生きられないものであると確信をつかれます。そうするとネガティブ思考は自然となくなりいつの間にかポジティブシンキングになっていること間違いなしです。
まとめ
「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」についてのご紹介はいかがでしたか。このドラマは観れば観るほど奥が深く感じることがたくさん出てくるドラマです。自分の感情の豊かさでいくらでも楽しめるドラマになっています。
たくさんのストーリーが詰め込まれていますが、1つに集中して観るもよし、角度を変えて観るもよし、感じ方は十人十色です。しかし、1つだけ言えることはドラマを好まない人であっても、ドラマが好きになるほど「ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事」はおすすめのドラマです。観ないと損であるといっても過言ではありません。自身の主観的思考を用いていくらでもおもしろく観る事ができるので、何回見直しても楽しめる作品です。
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