新しい刑事ドラマ - ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~ BITTER BLOODの感想

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ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事~ BITTER BLOOD

4.754.75
映像
4.50
脚本
5.00
キャスト
4.75
音楽
4.25
演出
4.50
感想数
2
観た人
3

新しい刑事ドラマ

5.05.0
映像
5.0
脚本
5.0
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
5.0

目次

こういう親子関係もいい

親子で刑事になるっていうのはそう珍しい話ではないですけど、今回みたいに配属が同じになることってまずないと思うんですよ。ましてやずっと会っていなかったお父さんとの再会ですからね。ましてや夏輝はお父さんのことを毛嫌いしてましたからね。できることなら会いたくないと思っていたに違いありません。お父さんも複雑だったと思いますよ。ましてやバディを組まされるなんてもうこれ以上に気まずいことはないと思いましたね。といっても夏輝が一方的に嫌っているだけでお父さんの方はそんな感じではなくて、ただどう接していいのかが分からなくて戸惑っているっていう感じでしたね。でもお父さんからしたら夏輝は危なっかしくてしょうがなかったと思います。わが身を顧みずに犯人に飛び込んで行ったり、後先考えずに突っ走ってしまうところがあるから、気が気じゃなかったと思いますね。だからこそ厳しくしてしまうんでしょうけど、夏輝からしたら大きなお世話だと感じるのかもしれませんね。今更父親ぶるなよくらいまで思ってそうですけど。でもなんだかんだでいいコンビになっちゃうんですよね(笑)お互い素直じゃないからぶつかっちゃうけど、こういう親子関係もいいなと思うんですよね。なんていうかケンカしながらでも同じ職場で働くのっていいと思うんですよ。今までの親子もののドラマよりも面白いし、いい関係性を築いているドラマだなと思いました。

あのドラマを彷彿とさせる・・・

皆あだ名がついているのってほんと昔の太陽にほえろとかの時代くらいでしか聞いたことなかったので、ちょっと懐かしいというか、レトロ感を感じましたね。今どきあだ名で呼び合う刑事っていないですよ。タカの刑事オタクっぷりは伊達じゃないなと思います。そしてまたあだ名がピッタリっていうか結構センスのあるあだ名だからまたいいんですよね。ただ夏輝のジュニアっていうのは夏輝からしたら気に食わないあだ名だなと思ってたのかもしれませんけどね。でも多分後半からはそのあだ名で呼ばれることに対してちょっと誇りを持ってたのかもしれませんね。一番側でバディとして一緒に働いていくうちにお父さんがどれだけ刑事として立派かっていうことに気付いてからはそんなに嫌がる感じもなかったような気がします。ただ、気になったのは皆あだ名ついているのに瞳だけあだ名がなかったような気がするんですよね。やっぱり女性刑事っていうのは珍しいからつけるわけにもいかなかったんですかね。それに下手なあだ名をつけたらセクハラとかにもなっちゃうかもしれませんしね。そう考えると彼女だけなかったのも納得できる気がします。ドラマ的には新しいはずなのにどこか懐かしさを感じるっていうのもなかなか新しいなと思いましたね。

夏輝と瞳の関係が・・・

この2人の関係って結局どうなるんでしょうね。ただの同僚では終わらなそうな気がしますけど、だからと言って進展するのかっていうのも微妙なところですね。夏輝は完全に瞳のことを好きだと思うんですけどね。なにせ素直じゃないからひねくれたことしか言えないんでしょうね。あとはこういう面ではいざという時にチキンになっちゃうからダメなんでしょう。そういうところはお父さんを見習った方がいいかもしれませんね。物腰柔らかく相手に接するっていうまさにジェントルなところを参考にした方がいいんじゃないでしょうかね(笑)ただ刑事の仕事に対する熱意は2人とも強いですからね。そういうところでは息が合うし、考え方も似ているものがあるから理解し合えると思いますけどね。それにお互い父親が刑事っていう共通点もあるし。そこから進展してくれればいいんですけど。きっとそうなったら夏輝は瞳に頭が上がらないでしょうね。何せ柔道の有段者ですから。力では確実に勝てないでしょうね。それに結構きつい性格しているからそういう面でも勝てないと思います(笑)

ミッチーのラスボス感がすごい

なんていうかミッチーこと及川さんのラスボス感がすごかったですね。なんていうか頭脳派な犯人の役がピッタリっていうかしっくりくるっていうか。悪役が似合うとは思いませんでしたね。しかも物腰柔らかい感じだから一見するととても犯人とは思えないんですよね。そしてまた用意周到というか涼しい顔してとんでもないことするから油断も隙もあったもんじゃないんですよね。そして何より自分の手は決して汚さないっていう完璧主義者っぷりが良く似合う(笑)犯人なのにこんなにもスマートに犯罪を犯すの人なんて現実問題いるんですかね。普通の犯人の方がどれだけ楽か。こんな犯人いたら警察もなかなかの精鋭がいないと逮捕できないんじゃないでしょうか。っていうかまさかの明村さんのもどばでぃっていうのに驚きですよ。元刑事だった人があんな犯罪を犯しちゃうなんて人間はどうなるか分からないものですね。だからこそ明村さんも貝塚を逮捕することへの執念というか思いは誰よりも強かったと思います。それに瞳のお父さんの敵でもありますからね。この2人は並々ならぬ思いで貝塚を追っていたと思います。そして何がすごかったって夏輝が瞳に送ったメッセージで事件が解決に大きく向かっていったのがすごかったですね。音楽を聞いただけで夏輝のメッセージを読み取る瞳の洞察力というか感性がさすがだなと思いましたね。この2人もなかなかいいコンビだと思います。というか明村さんちょっとドジだなって思っちゃいましたね。相手が貝塚だから仕方ないのかもしれないですけど、刑事が犯人に捕まっちゃうなんてメンツ丸潰れじゃないですかね。そもそも貝塚はなんで夏輝と明村さんを狙ってたんでしょうか。2人に特別何かされたわけでもないでしょうに。そこはいまいち描かれていなかったような気がするので、謎のまま終わってしまった気がしてちょっともやもやが残りましたね。まぁ、結果的に夏輝たちが助けたからよかったもののやっぱり刑事でも捕まっちゃうときは捕まっちゃうものなんですね。100%完璧な刑事はいないんだって改めて思いました。とにかく及川さんはラスボスとしては申し分なしだったと思いますね。しかも一度死んだと見せかけて再登場っていうのがまたドラマを最高に盛り上げてくれましたね。それに最後の最後で夏輝とお父さんの親子の絆が感じられてちょっと感動しちゃいましたね。お互い素直じゃないから言葉にこそしないけど、お互いのことを大切に想っていることに変わりはないんだなって思うと、やっぱり親子なんだなって思いますよね。普段あれだけ口喧嘩とかしてますけど、それもきっとじゃれ合っているだけなのかもしれませんね。本当に心から思って言っているんじゃなくてそういう風に言い合えるだけの関係性を築けているってことですからね。きっとこれからも親子としてバディとしてやいやい言いながらも一緒に刑事をやっていくんだろうなと思うと微笑ましいですね。きっとこの2人なら最高のバディになれると思いますね。親子で刑事、なおかつバディだなんてこんなにいいことはないと思います。明村さんも内心ではうれしいと思っていると思いますしね。自分の後を追って刑事になってくれたんだって思うと感慨深いものがあるんじゃないでしょうか。それこそきっと一番近くで夏輝のことを見守っていくんでしょうね。なんだかんだいって優しいお父さんですからね。

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