もう誰も愛さないのあらすじ・作品解説
もう誰も愛さないは、1991/04/11~1991/06/27にCX(フジテレビ系列)の木曜枠で放送されたサスペンスドラマで、主人公・沢村拓哉を吉田栄作、宮本さゆりを田中美奈子、田代美幸を山口智子が演じた。 当時、ジェットコースタードラマと命名されるほどストーリー展開が早く、登場人物たちの毀誉褒貶や野望、あけすけなセリフに加えて運命に翻弄される姿を描き、多くの視聴者を惹きつけた。 大学卒業後、東都銀行に勤務している美幸は、婚約者である牧村との結婚を控えていた。そんなある日、美幸は妹・やよいと牧村と3人で訪れていた湖畔にある別荘で何者かに強姦されてしまう。 警察に被害届を出そうとする美幸に牧村は反対し、あろうことか「感じたのか」などと発言するのであった。 牧村に別れを告げることを決めた美幸だったが、世間体を気にする牧村は応じず「汚れた体」「一生結婚できない」などと暴言を吐くのである。 事件を仕掛けたのは、美幸の同僚・さゆりと銀行のお抱え運転手・沢村で、田代家の10億円にのぼる資産強奪を計画していた。
もう誰も愛さないの評価
もう誰も愛さないの感想
急流すべりのようなドラマ。
次から次へと何かが起こる。ジェットコースタードラマとはよく言ったもので、まさに次から次へと色んな事が起こる、騙し、騙されが最後の最後まで続く、個人的にはジェットコースターというより、急流すべりのような感じでした。バブルの時代の終わり頃の放映だったと思いますが、数年前に見返した時、出演者のファッションがあまりにもあの時代を反映していて、バブルを知ってる世代には懐かしく思わず笑ってしまいました。特に田中美奈子さんはバブル期の象徴みたいな方でしたしね。ドラマの最初から凄く作りが上手くて、何が起こるんだろう?と毎回わくわくドキドキでした。疾走感だけじゃなく、昼ドラでもここまでドロドロしていないんじゃないかと言う位のドロドロさでしたし。三人の主要キャストの三つ巴。でも、このドラマで一番印象に残っているのは個人的には山口智子さんです。婚約者(薬丸裕英さん)と妹(観月ありささん)と旅行に行った際、別...この感想を読む
キャストに疑問
ミスキャストと言わざるを得ないなぜこの素晴らしい脚本に、この俳優陣なのか?疑問を投げかけずにはいられない。 主人公は、吉田栄作演じる「たくや」では決してないはずだ。いくら時代がバブルであったとしても、いくら時の人気者を使うことが視聴率を取りに行く手段だったとしても。吉田栄作目当てで見始めた人には、あまりにもドロドロすぎて、世の中がバブルで騒いでいたあの時代の女子高生たちには、とてもじゃないが付いて行けない展開であった。田中美奈子も然りである。とにかく演技が下手すぎる。影がありそうな女優は他にもたくさん居たはずで、不幸そうな顔でもなければ、そんな背景を決して見せないでセリフに思いを乗せられる女優も他に居る。 残念ながら、このドラマで唯一必要だった俳優は山口智子ただ一人と言っても過言ではない。脚本、効果音、ストーリー展開などが素晴らしいだけに、とても悔しい。景気の良いこの現代に、演技上手な...この感想を読む
もう誰も愛さないの登場キャラクター
田代弥生
よみがな:たしろやよい 国籍:日本 所属:田代家 性格:清楚で純朴 特徴:口封じの為に小百合に引き取られる 家族:焼死 部活:ブラスバンド部 最期:姉が仕向けた殺し屋に狙われた小百合を庇って撃たれ死亡 障害:トラブルに巻き込まれ記憶障害を発症 苦悩:親と兄の死の原因が小百合と知ってしまい、姉の抱く小百合へ...
米倉俊樹
よみがな:よねくらとしき 性別:男性 国籍:日本 所属:不動産企業 性格:打たれ強く前向きな性格 特徴:オーナー社長 価値観:向上心の高さを持ち合わせている 最期:殺害される 振る舞い:横柄 経営:悪化していた
田代美幸
よみがな:たしろみゆき 性別:女性 国籍:日本 住まい:渋谷 所属:東都銀行 性格:変化が発生する ポリシー:自ら婚約破棄を申し出た 特徴:純朴でやや世間知らず 価値観:周囲に復讐を展開する 物語上での目的:命がけで出産する