ちょっと無理があるような・・・
貧しい青年リプリーが、放蕩息子のディッキーを連れ戻すようディッキーの父親に頼まれ、 ディッキーを連れ戻しに行くも、魅力的なディッキーに惹かれ行動を共にするようになります。 しかしディッキーに飽きられ、暴言を吐かれたことで、ディッキーを殺害したリプリーが ディッキーに成りすまし、リプリーと2人の人間を演じながら生活する映画です。 アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のリメイクですが、原作に近いのはこちらだそうで、 「太陽がいっぱい」とは別に考えた方がいいと思います。 冴えない青年リプリーを演じるマット・ディモンの演技力が素晴らしかったけれど、 ディッキー(ジュード・ロウ)と見間違うってのは設定に無理があるように思います。 マット・ディモンの「My Funny Valentine」の物まねはとても上手で、 彼の芸達者ぶりを見ることができました。 無理はあっても、スリリングで俳優陣も豪華で、見ていて退屈はしません。 フィリップ・シーモア・ホフマン演じるフレディの嫌味な感じも最高に巧かったです。
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