リプリーの評価
リプリーについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
リプリーの感想
貧乏人は金持ちの夢を見るが、金持ちは夢に生きている
これはフランス映画のアラン・ドロン主演の太陽がいっぱいのハリウッド版リメイクです、アメリカ版のはゲイ風味が足して有ります。金持ちのぼんぼんの惨いまでの興味の移り変わりに振り回されて、ぼんぼんに無理向いてもらえなくなったら最後だと知ってるからこそ、相手の顔色を伺ってご機嫌取りする様に成るんだけど、そこのコツを知らないリプリーは彼のおもちゃに成って行く。50年代のファッションもすっきりと其れだけでも見る価値があります。とにかく彼が依頼人の息子のアイデンティティを盗み取って変わってしまうのですが、そいう人種の層が決まっているので、世間は狭いと言う状況になってしまいます。一時も心休めなく、こんなところに何故あの時にのあの人がと、一人二役の忙しさと、綱渡りをしているような精神状態で、ぐったりしてしまいます。