剣道漫画「クロガネ」のレビュー - クロガネの感想

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クロガネ

4.004.00
画力
4.50
ストーリー
4.50
キャラクター
4.00
設定
3.00
演出
4.00
感想数
1
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3

剣道漫画「クロガネ」のレビュー

4.04.0
画力
4.5
ストーリー
4.5
キャラクター
4.0
設定
3.0
演出
4.0

目次

ジャンプ漫画として

剣道漫画というものはジャンプ漫画の中では異例である。剣道もスポーツの一環なのでスポーツ漫画として分類するとジャンプのスポーツ漫画は人間離れした物が多い。そして、ジャンプはファンタジックなのがメジャーである。この2つをクリアしなければ、ジャンプの色に合わないが、これはクリアしている。まず1つ目の人間離れの件だが、主人公と同じ剣道部の一人に江花という1年生がいる。このキャラクターは喧嘩早い性格でそれを活かした喧嘩闘法という反則ギリギリの技を使ったり、対戦相手が音を利用して行動を読ませない太刀筋で来た時はかえるの歌を熱唱するぐらい人間離れをしている。普通の剣道の試合ではありえない話である。そして、ファンタジー色についてだが、主人公の師匠であるさゆりは江戸時代の女剣士の幽霊であり、いつもは市松人形の中に憑依している。これに関しては言わずもがなである。ジャンプ漫画としては成り立っている。

主人公の設定が単純すぎる

主人公のヒロトは簡単に説明すると運動神経はずば抜けて悪いが、視力や動体視力が異常なまでにいいがために逆に眼鏡をかけているキャラである。私はキャラクターがとても弱いと考える。ジャンプ漫画では動体視力がいいのは当たり前、その上にさらに能力があるみたいなのが主流だと考える。例えば、同じスポーツ漫画のテニスの王子様がいい例だ。テニスの王子様の主人公の越前リョーマは動体視力が優れているという点の上に無我の境地の奥の3つの扉を開いている。つまり、目だけがいいという設定は3番手キャラにして、視力が異常なまでにいいのが大前提にしてそして何かがあるみたいな設定だと盛り上がった思う。

キャラクターが魅力的

上記では主人公の批判から入ってしまってますが、キャラクターは魅力的だと感じる。まず、ヒロトと同じ桜夏高校の部員は魅力なキャラが多い。まず、部内ライバルキャラのシドウは中学剣道の覇者で一本も取れせなかったがさゆりに憑依したヒロトに敗れライバルになる。部長の神谷は火の構えという最速の一太刀を喰らわせる技を駆使する。ジャンプ漫画と言えば、ライバルキャラの存在感である。ここに関してもかなりレベルが高く、白零高校という剣道の名門校が存在する。白零の部長の夜鷹という二枚目キャラが存在してそのオーラが凄い。部員も存在感が高く、体当たりでブッ飛ばし点数をつけ始めたり、18時間ぶっぱなしで練習試合をこなし全勝1年生なのが存在する。他の高校でも二つの竹刀を駆使するライバル校や音を駆使しながら闘うなどという個性派が集まっている。

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