クロガネのあらすじ・作品解説
クロガネは、2011年3・4合併号の週刊少年ジャンプに掲載された読みきり版が元となり、同年39号から2013年9号の同誌に連載された池沢春人原作の日本の漫画。単行本は全8巻。第8巻に連載された全68話以降の書き下ろし番外編が2話収録されている。 運動音痴の高校生・黒鉄博人が、人並み外れた視力をもつ才能を活かし、桜一刀流最強と謳われた女剣士の幽霊と共に、桜一刀流を究める物語。小学生の頃に憧れたヒーローになる事に目覚め、剣道と桜一刀流を通じて急成長する姿は、少年時代に誰もが一度は憧れた夢に邁進する姿を投影している。ジャンプ専門情報番組・サキよみジャンBANGにて、2012年5月からデジタルコンテンツのヴォイスコミック・VOMICとして放送され、同年6月からはVOMIC公式サイトにて映像配信が行われている。異例の早さでVOMIC化され、主人公の声を新進気鋭の若手声優・江口拓也が努め、話題となった。
クロガネの評価
クロガネの感想
剣道漫画「クロガネ」のレビュー
ジャンプ漫画として剣道漫画というものはジャンプ漫画の中では異例である。剣道もスポーツの一環なのでスポーツ漫画として分類するとジャンプのスポーツ漫画は人間離れした物が多い。そして、ジャンプはファンタジックなのがメジャーである。この2つをクリアしなければ、ジャンプの色に合わないが、これはクリアしている。まず1つ目の人間離れの件だが、主人公と同じ剣道部の一人に江花という1年生がいる。このキャラクターは喧嘩早い性格でそれを活かした喧嘩闘法という反則ギリギリの技を使ったり、対戦相手が音を利用して行動を読ませない太刀筋で来た時はかえるの歌を熱唱するぐらい人間離れをしている。普通の剣道の試合ではありえない話である。そして、ファンタジー色についてだが、主人公の師匠であるさゆりは江戸時代の女剣士の幽霊であり、いつもは市松人形の中に憑依している。これに関しては言わずもがなである。ジャンプ漫画としては成り立って...この感想を読む
マンペイ
