このドラマはかなりオタクを忠実に再現している
ネット掲示板をうまく使ったドラマ
このドラマは、観ていて思ったのが、ドラマ上で出て来るインターネット掲示板2ちゃんねる(ドラマ中ではアラジンちゃんねる)で世界中の人たちにアドバイスをもらいながら一人のオタクを育てていく的なストーリー展開の部分が非常の見所でしたね。
このドラマがやっていた当時は、ネット普及とともに2ちゃんねるの掲示板が非常に流行っていて、そこに目をつけたドラマで、オタク=キモいから、オタク=優秀という少し、アプローチを変えた見せた方がかなり面白かったですね。
どうしても、アキバ系(所謂キモオタ)と呼ばれる人種は、普段ドラマを見てる人たちとは全く別世界で生きてはいるが、それは、あくまで偏見で実は、皆同じ感覚で一人の主人公を応援していく姿は、
感動すらさせる部分で、そこもこのドラマの見所だったんだと思います。しかし、普段の生活で秋葉原の住人がどんな人なのか?など知る余地もなく。そこを、このドラマは、忠実に笑いなど入れて
再現してる部分もこれまた見所だったりもしますね。実は、インターネットの掲示板は、オタクだけでなく、普通の人もこっそり見てたりする。という部分もしっかりドラマ中で見せているので、
そこの見せ方も、オタクと一般人の距離を縮めた部分でもあり見所でもあります。
そして、何よりこのドラマは実話からなってる部分も流行った要因だと思います。
主人公とエルメス(ヒロイン)の恋の進め方がうまい
このドラマの見所でもある、キモオタクの主人公と、お嬢様育ちのヒロインことエルメスが
電車での出会いをきっかけに距離を縮めていく部分が非常にドラマ中でうまい見せ方だと僕は思いました。
本来、ドラマなら、少し無理がある設定(ドラマの回数も限られているせいで)でありえない急接近的な部分があったり、「えっそこでキスシーン?」など見てる人を少しがっかりさせるドラマが多かったと思いますが、このドラマは、そういう主人公とヒロインの出会いのきっかけから、結びついていく
様が非常に自然なんですよね。
確かに、本来、ここでオタクをバラしたら相手ドン引きだろ?と思ったりする部分も多々あったりしました。
しかし、そこもうまく見せているのが、ヒロインがお嬢様育ちで、そういうオタクなど全く知らず、
偏見が一切ない女性という設定で最初から進めているので、そこで、主人公が「自分がオタクです。」と暴露しても、そこは、お嬢様育ちで他の人の目は気にしない。という設定から入ってるぶん
普通に、受け止めていく様は、非常に自然であったしそこで、結ばれるのはおかしい。など疑問を持つ感じの見せ方をしてない部分が非常に、このドラマのうまいテクニックだと思いました。
世のオタクは、「俺にも恋の可能性があるのではないか?」と勘違いしてしまう人も多かったんではないでしょうか?笑
そのくらい自然だったんですよね。逆に、見栄をはる主人公がヒロインに嘘を付いてしまう部分なんて、尚更世の男性は共感してしまった人は多いんではないかと思います。
男性の、「見栄を張りたい部分」や女性の「嘘つきは嫌い」という非常にシンプルなやりとりでもこのドラマでは、それが、結果、二人の関係を太く厚く強固なものにしていく様は本当にうまく描かれているドラマだと思います。
なかなか、何度も観たいと思えるドラマに巡り会えない中、僕もこのドラマは、そういった所がうまく描かれてるぶん非常に何度も観たいと思えました。
最後まで目が離せない
このドラマは、当時リアルタイムで観てましたが、本当に最終回まで目が離せませんでした。
理由は、この時期のドラマは、意外とバットエンドがあるドラマが多かった時期で最後まで観ないとそれが、ハッピーエンドになるのかわからなかったからです。
それは、観ていた当時の人も思ったと思います。特に、このドラマは、オタクとお嬢様という設定なので、いくらでもハッピーエンドとバッドエンドは、使い分けて終われるからです。
最終回の前の回でも、主人公が、実は、相談してたのが、ネットの住人でそれをヒロインにバレて
プライバシーが侵されてると勘違いされて振られるシーンなんか「おっ、これ最終的にお別れ?」と
思った人も多かったと思います。映画でもこの電車男はしてますが、ドラマは少々笑いがかなりあるストーリー展開なので、全く別物の電車男として観てた人は多いと思います。
なので、なおさら最後まで目は離せなかったはずです。
そして、何より、見所は、最終回の後に特別版で、ギター男として再度やった部分です。
所謂、このドラマの続編ですね。主人公の仲間が実は、ギター男で、主人公の前にインターネット掲示板で同じように相談してたことが判明し主人公と同じように告白するシーンなんかど肝を抜かれたと思います。
しっかり最後、ドラマの続編なので、主人公もヒロインと出てくる部分もなんかほっこりさせられ
うまく全てにおいてエンディングで締めくくられてるので、本当に素晴らしいドラマだと僕は思いました。
なかなか、ここまで綺麗にドラマ中でストーリーが綺麗に流れてエンディングまでストレス無く見れるものは少ないので、名作と言えると思います。見所満載です。
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