私の癒し
作品の魅力
あたしンちに出会ったのは、小学生のころです。親が読んでおりなんとなく私も読んでみたところ、あまりにも日常すぎてハマりました。あたしンちの母は、とても明るくて家族の太陽のような存在だと思います。だいたいの思春期の子供たちは口数も少なく、口をきかないことが多いと思うけれど、あたしンちの息子や娘はその明るい元気な母のおかげでしょうか、口を聞かないことなどないです。あたしンちは母が基本的に家族を率いているような感じですが、影では息子や娘、父がサポートしているのが良く分かります。例えば、あるエピソードではなんでも母に任せず自分の尻は自分で拭け‼︎というような話がありますが、小さいところにもうるさく言う母だがその裏では子供たちと父が何も言わず母の失敗の尻拭いをしているいい話です。このエピソードを読んだ時に私も言葉がなくとも助け合える家族を築いていきたいと強く思いました。母の存在がどれほど偉大で、そのためには子供たちや父のサポートも関わっており、家族というものが大切であるかということを教えてくれるような作品でした。
家族
あたしンちという作品名より、誰が主人公なのか?母かな?と疑問でしたが、読んでいくうちに分かりました。娘です。母の存在が大きいですが娘が自分の日常を語っているような感じが見られ、とてもほのぼのします。自分の家族を大切に思っているんだなぁというのが伝わるし、友達関係などもリアルに描かれています。実際私も学生生活がこんなことあったと共感できました。父は無口ですが、母と父の間では会話が成立していて夫婦の愛が感じられます。お見合いの時代のエピソードもありますが、私だったらお見合いで決めれないなと思いました。しかしあたしンちでは母が一回断ったものの、やっぱりあの人‼︎と結婚を決めたのです。父は、人助けなどと笑っていますが照れ隠しなのではないかと思いました。運命や奇跡は本当にあり、こういう直感的な事なのかなと思います。息子は中学生で難しい年頃、母が下着を勝手に買い、デザインが気に入らないなどの話ではとても可愛らしいなと思いました。年頃の男子をリアルに描かれていて面白いです。
大切なこと
家族は家族しかいないし、みんな1人ずつしかいない。代わりはありません。なので日々の生活1つ1つを大切にしようと思います。相手を思いやり、暖かい気持ちで迎え入れることが大切で、誰かが欠けても意味がないし、いつも笑顔でいることが相手にとっても自分にとっても幸せであり続ける方法なんだと知らされました。この作品のおかげで心が暖まり、家族に対して思いやり優しくなりたいと強く思いました。私にとってはとても心に響く、癒しの作品のです。
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