あたしンちのあらすじ/作品解説

あたしンちのあらすじ・作品解説

あたしンちは1994年より読売新聞の日曜版にて連載開始されたけらえいこのほのぼのとしたファミリー漫画である。単行本は全２１巻発売され、1996年に文藝春秋漫画賞を受賞した。夫婦と子どもが２人の４人家族、立花家が舞台で、家庭内や周囲の人々との間でおきる日常の何気ない事件や出来事が描かれている。主要人物である立花家のお母さんの風貌は、可愛らしい娘のみかんや息子のゆずと違いかなり特徴的である。一方お父さんはとても地味で無口なサラリーマンであるが何かとこだわりの強い面も持つ。娘の女子高生みかんがタイトルの「あたし」であり、弟に中学生のユズヒコが居る。それぞれのキャラクターの友人やクラスメイト、学校の先生や会社の同僚などかなりの数の個性的な人物が登場するギャグ漫画であるが全体の雰囲気としてはあくまでもほのぼのとしている。 2002年よりテレビアニメ化され、2003年、2010年と２度映画化もされている。

あたしンちの評価

総合評価: 4.334.33; (4件)

画力: 3.903.90

ストーリー: 4.334.33

キャラクター: 4.504.50

設定: 4.634.63

演出: 4.204.20

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あたしンちの感想

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私の癒し

作品の魅力あたしンちに出会ったのは、小学生のころです。親が読んでおりなんとなく私も読んでみたところ、あまりにも日常すぎてハマりました。あたしンちの母は、とても明るくて家族の太陽のような存在だと思います。だいたいの思春期の子供たちは口数も少なく、口をきかないことが多いと思うけれど、あたしンちの息子や娘はその明るい元気な母のおかげでしょうか、口を聞かないことなどないです。あたしンちは母が基本的に家族を率いているような感じですが、影では息子や娘、父がサポートしているのが良く分かります。例えば、あるエピソードではなんでも母に任せず自分の尻は自分で拭け‼︎というような話がありますが、小さいところにもうるさく言う母だがその裏では子供たちと父が何も言わず母の失敗の尻拭いをしているいい話です。このエピソードを読んだ時に私も言葉がなくとも助け合える家族を築いていきたいと強く思いました。母の存在がどれほど...この感想を読む

4.54.5

Mizuho
2017/05/26

165view
1117文字

PICKUP

リアルな家族マンガ

魅力その①お母さんってやっぱり…サザエさんやちびまるこちゃんに代表されるジャンルでいうと家族マンガ。でもこの2作って少し昔の話かなというイメージ。古き良きって感じで、懐かしさや郷愁を感じさせるけれどやっぱり今の時代とは少し違う感は否めない。もちろん嫌いという意味では全くないけれど。でもこのマンガは少し違う。現代にも通ずるリアルさがあるんじゃないかな。どこのお母さんも子供の教育や夕飯のメニュー、家計のやりくりに悩みながら暮らしているんだなあって共感しながらもクスリとしてしまうリアルさが癖になる作品だと思う。魅力②登場人物の絶妙さお父さん、お母さん、長女のみかん、長男のユズヒコ。主要人物はこれだけこの4人に絡む友人や同級生、いわゆる脇役達なのだけれどこの脇役達がまたいい。きちんと共感出来てキャラも立っている。日常あり恋愛ありお酒も時々。そんな当たり前の日常の中で繰り広げられる日々が何故か可笑...この感想を読む

4.84.8

蛇丸
2017/09/08

107view
1001文字

家族あるある

一般家庭を表しているようで今の時代でいえば上流家庭なんじゃないかなと思います。持ち家、父は定時に帰宅し娘は大学進学は強制、老後の蓄えもしっかりあるようですし、普段の節約は貯蓄のためのきりつめなのか、ただのずぼらなのか、、、。なんにせよ、娘息子がひねてないのがいいのかな。こんな母だったら私は嫌ですが、こんな母なら家族は不満出しつつも、憎めないのかな？たまにでてくる家族愛がなんともいえないですね。最近の家庭は会話のない家族も多いでしょうし、基本の挨拶やありがとう、いただきますがない家も少なくないのではないでしょうか。この作品が悪いと言い切れないのは、そんな日常のあたりまえがしっかりとつまっているからかもしれません。キャラクター私はゆずピが好きです。中学生男子のあのかんじがなんとも言えません。学校でのできごと、あるあるですよね。みかんの友達のしみちゃんも好きです。なんかあの妙に冷めたとこ。い...この感想を読む

3.03.0