前半と後半の温度差が凄い - 覇王大系リューナイトの感想

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覇王大系リューナイト

4.254.25
映像
3.75
ストーリー
4.50
キャラクター
5.00
声優
5.00
音楽
4.00
感想数
2
観た人
4

前半と後半の温度差が凄い

4.04.0
映像
4.0
ストーリー
4.0
キャラクター
5.0
声優
5.0
音楽
4.0

目次

騎士道大原則ひと~つ!

騎士道大原則ひと~つ!アデュー君のキメ台詞、子供の頃大好きでした!懐かしい!真の騎士を目指すアデューが仲間達と共に、どでかい剣の刺さった大地アースティアを舞台に大冒険!(剣の曰くがアデュー達の冒険に火の粉として降りかかり、やがて…)ロボあり、バトルあり、笑いあり、ややロマンスもあり。古き良き王道冒険活劇。カードをかざして名前を呼ぶと出てくるリューと呼ばれるロボット達。最初見た時は足が細すぎていまいちだったが、クラスチェンジの演出でやられてしまった。ただリューナイトだけだったのが残念。他機体もクラスチェンジ演出もっと欲しかった。特にマジドーラ…。全体の流れ的には同じサンライズ作品のマシン英雄伝ワタルっぽい。これ系の前半はお決まりのマンネリなんだが、この作品は毎週見れた。それは…

パッフィーがエロい!

これだけで毎週見れた!いや、これがあったから見続けたと言っても過言ではないぐらい「エロい」。え、14歳でそんな服きてんの!?それ一体何の勝負服!?下はフンドシ!?紐パン!?キャラはほんわか上品なお姫様なのに、着てるものはお下劣極まりない。そのギャップの被害者は当時かなりいたはず。声も無茶苦茶キュート。声優は何とクレヨンしんちゃんのしんちゃん役の矢島晶子さんだからこれまた驚き。本当に声優さんの演技力にはいつも驚かされております。キャラ設定、デザイン、声優の三位一体の奇跡を目撃した気分だった当時。エロさだけじゃなくピュアな心もお持ちなこのお姫様。前半も終盤にさしかかった頃、いよいよ主人公のアデューとのロマンスが!!パッフィーの故郷パフリシア王国にたどり着いたアデュー一行。そこに待ち受けていたパッフィーにとって悲しすぎる運命。その時アデューがとった行動とは…。これ男子だけじゃなくて女子にとってもかなりの胸キュンシーンだったはず。この回以降途轍もなく二人の仲を注視していたのだが全然進展なかったのが残念。最終回でこの回のアデューのセリフを回収したのは良かったが。制作側が男性ファンの怒りを恐れて、わざとロマンス回避していたのでは…。後にサルトビの許嫁のイオリが出てきたが、アデュー×パッフィーの中から注意を逸らす為では!と子供の頃、勝手に想像してました。まあこのイオリもビッグボインで中々の露出くのいちで良かったんですが…。カッツェもビッグボイン…。原作の伊東岳彦先生、かなりのおっぱい星人…?女性キャラの事ばかり書いちゃいましたが、勿論男性キャラも良かったですよ…。男の中の男、侠(おとこ)たちばっかりです。サルトビ、イズミ、ゲッシン、グラチェス、ヒッテル、ガルデン。それぞれ最終決戦では魅せてくれました!特にガルデンの悪落ちならぬ善落ち(笑)突然転職されても…。当時FF4を思い出してしまったのは自分だけでは無いはず。前半はドタバタ活劇とキャラ魅せの印象でしたが、後半はそこに物語の重みが合わさってラストまでずっと盛り上がりまくってました。

 

邪竜族の侵攻、リューとアデュー達の成長

精霊石の登場とリューのクラスチェンジ。このクラスチェンジ、精霊石の武具を手に入れただけでは駄目で、乗り手の成長も伴わなければいけない。各キャラそれぞれに葛藤と成長があり、それを子供の頃の自分をと重ねて…とは正直いかなかったです。邪竜族の登場でかなりシリアス要素が注入されたんで、そっちの展開を楽しんでました。でも逆にそこにだれていた自分が居たせいで、クラスチェンジしたリューを見た時は、何か変な開放感からか、異様に興奮したのを覚えています。リューのデザインも一気に良くなって、このおもちゃ欲しいって思って探したけど、当時はクラスチェンジ前のものしか売ってなくて…(今は出てるみたいですが)。やはり主人公機のリューパラディンロードゼファー(名前が長い)のカッコよさが群を抜いてました。前述したクラスチェンジ演出も加わり、BGMも痺れる!チャンチャン♪チャ~♪アデューの装備まで変わる好待遇。あのゴチャゴチャ感がたまらない。でも描く人は大変だったろうな。でも最初から空飛べない設定は面倒くさかった。空飛ぶ為に話数を割かれた時は辛かった。あれは何だったんだろう…。話は戻ってシリアスな展開の邪竜族の侵攻。平和なコミカルなドンパチを繰り広げていたアデュー達の前に突然現れた残忍な強敵。例えるならばアンパンマンの世界にフリーザを放り込む様なものか!?いやそれは言い過ぎか…。ほんとにギャップで魅せてくれる作り手側だ。もう最後の方戦争映画見ているみたいだった。命懸けで戦うキャラクター達。そこをしっかりと描写する事で空想の産物であるキャラクター達に命の重みが感じられて、どんどん惹きつけられていく。素晴らしい。アデューが最後、邪竜族の皇帝に対して「アースティアから出ていけー!」っていう所で鳥肌がぶわぁっ!と。個人的には出て行かれるとアニメ終わっちゃうからもうちょっ皇帝頑張れだったのですが無理でした(笑)。花飾りパッフィー見て、新たな冒険へ!でとても簡素な終わり方だったんですが、放送が終わった後もその後の事を想像したり、作品の追っかけで楽しめたり、今思えばあの終わり方も有りだったのかもと思います。個人的には全体を通してとても楽しめた作品でした。

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意志あるマシン≪リュー≫を駆る、騎士の少年の冒険。

幼い頃から大人になった現在まで、もっとも心に残る作品といっても過言ではありません。大好きな物語です。心通う、生きたロボット≪リュー≫。遥か昔、他の星から侵略してきた邪竜族。人々はリューに乗り、長き戦いを経て災厄を退ける。物語は、亡き師から受け継いだ騎士のリュー≪リューナイト≫に乗る少年、アデューの旅から始まる。大好きだったシーンは、各キャラクターのリューの召喚シーン。普段はトランプほどのカード・ミストロッドに入っているリューが、各乗り手の呼び声に応えて姿を現す演出は、当時でも最先端クオリティーだったのでは、と思います。一番大好きなキャラクターは、エルフ族のカッツェという少女(といってもエルフ族なので、実年齢はかなりいっている)。つり目に眼鏡、バリバリ関西弁の武器商人。お金様が大好きで、リューの召喚シーンもそろばんからミストロッドが(笑)登場した頃から中盤あたりまでは、パーティー内のほとん...この感想を読む

4.54.5
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