サムライなカアサン!!
元祖!大阪のオバチャン
期待を裏切らない、ヒョウ柄、飴ちゃん、お節介の三拍子!ホントにこんなに大阪のオバチャンは熱いのだろうか!?オバアチャンになってもその熱は冷めないのも大阪じゃ当たり前なのだろうか?
息子への愛がハンパない
反抗期の一人息子のことが大好きなカアサン。ウザいと言われようが独り立ちしようが、愛情溢れまくり。叱ることも愛情だと感じます。それもこれも夫の愛情があってこそだと最終巻で納得しましたね。こんな夫に愛されたい!
名言の宝石箱や~
カアサンの言葉には子育て真っ最中の私にグサグサ刺さるものばかりでした。何度泣いたことか。そして何度反省したことか。息子だけじゃなく息子の周りにも影響与えるカアサン。そんなカアサンに私もなりたい。
そして、ちゃんと面白い
おにぎり七つ食べて元気になる、からの腹こわすわ!は秀逸ですね。そんなお笑い要素があちこちにある。お笑い芸人として成功する展開は、そんな上手くいくかぁ?ですが、それなりに苦労して挫折して、カアサンに甘えて、大事な言葉を貰ってみんな大きくなった。言葉ひとつで笑わかしたり泣かせたり、時に怒らせたり。改めて言葉の大切さを教えられた。
育児書なんて要らないかも!?
子育てに疲れた時にこれを読むと、元気になります。子供との付き合いを客観視できます。子供が転んでも泣くな!叩くよ!!って母親がいました。自分もそんな子育てしてたことに目からウロコでした。カアサンの、泣いたら抱きしめる、笑わかすは、見習いたい。
ドラマ化希望!!
お笑い芸人に憧れる若い子にも、その親の世代にも万人受けする内容だと感じます。不幸だと思う過去でも、幸せになれた今がある。その過去も受け入れられる。年老いた父親を許せる自分がいる。靴を褒めてくれる人が必ずいる。大きくなって家庭を持った息子が親孝行してくれる。この作品で子育てが格段に楽しくなった。もっとたくさんの人が読めばいいのにと思うけど、ドラマ化した方がたくさんの人の記憶に残ると考えます。
最後に
こんなうまいこと子育てできるかいな、って見方もある。けれども根本を見たらカアサンの溢れる愛情があれば、カアサンが一家の太陽になれば、毎日笑いの絶えない楽しい日々が送れると教わったように思います。間違えた時はエア切腹とごめんなさい、文字通り体当たりで子供と向き合うサムライ魂をこれからも持ち続けよう。
あと、一気に読むと、関西弁がうつります。子供との会話で「なんでやねん」って言ってしまいます。でもその方が会話も楽しくなりますね。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)