人生本って思いました
1巻目を読みだしたときはなんかうざいお母さんだなとかメルヘンチックな人だなとかあまりいいイメージじゃなく読み進めていました。
古本屋で全巻セットで買ったので否応なしに2巻目3巻目と読むわけですが、だんだん印象が変わりましたね。
もしかしたら途中で性格修正入ったのかとも思えなくもないけど、なんかいいかあちゃんですなって思えてきたりして・・・
息子が高校生で反抗期まっただ中でなんだかすれ違いが多いけど、めげずに息子に体当たりしていくあたりが人ごととは思えず。
私も一人息子がいるしまだ小学生だけど少しずつ母親のことをうざく感じてるところがあって、そのままスルーしていくべきかうざいと思われてもちょっかい出し続けるのがいいのかわからないときがたまにあったりします。
うざいと思われてるとけっこうひどい言い草でちょっと傷ついたりすることもあったりして、心の中でへこんだりしてますがサムライカアサンのお母さんはそれでも何度も這い上がってチャレンジしていきます。
最後のほうではそういうお母さんの気持ちが息子も理解できてきて、やっぱりとりあえずは関わり続けないといけないのかもなとなんだか人生本を読んだような気分になりました。
息子の彼女といつの間にか仲良くなってお母さんを師匠と呼ぶ彼女、いいなと思うけど彼女にお母さんがいないことが運よく作用したとブラックな目で見てしまう私・・・
夕ご飯のおかずをジャンボおにぎりの中に全部詰めて彼女に持たせるというところはなんだかジーンとしました。
彼女がお母さんがわりで父親や下の子たちのご飯を毎日作ってるからで、家族の分もジャンボおにぎりを作ってくれたわけですね。そんなことされたら師匠になっちゃいますかね。
へんな女が邪魔に入るとかそういうメンドクサイ展開はなしで最後は二人が結婚するってのがいいですね。
続編もあって、息子夫婦に子供ができるところからスタートしてるようですがそっちはまだ見てません。
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