サムライカアサンのあらすじ・作品解説
サムライカアサンは、板羽皆野漫画作品で、大人の女性向け漫画雑誌 Cocohanaに連載しており、単行本として8巻を刊行している。 今作品は、ザ・大阪のオバハンな母さん・伊佐木よい子と芸人の息子・たけし、妻のこずえを中心にした日常ハートフルコメディーである。 若手芸人のたけしはライブの打ち上げなどに参加すると早朝帰宅になることも多い。息子の宝を出産したこずえはケーキ屋に勤務しているが、産後太りを解消できないため朝食はヨーグルトだけですまそうとする。それを見たたけしは気にしすぎと指摘し、こずえはなんだかんだで朝食をとることになるのだった。たけしはこずえとのやりとりを振り返り、日々オカン化していると感じる。 トイレで用を足しているたけしは、母の声がすることに気づき小窓から外を見ると、自宅のびわの木からビワをとったヤンチャ少年を追いかけ回す母の姿が。そんな家庭でほのぼのしているのは父とこずえぐらいのもの。母はにことあるごとに感謝せなあかんで、初心を忘れたらアカンでと話しながら3年前の雑誌を取り出し、たけしの属する芸人トリオ・ミックスライトの成り立ちを話すような性格。愉快で楽しい二世帯家族の日常を描く。
サムライカアサンの評価
サムライカアサンの感想
サムライなカアサン!!
元祖!大阪のオバチャン期待を裏切らない、ヒョウ柄、飴ちゃん、お節介の三拍子!ホントにこんなに大阪のオバチャンは熱いのだろうか!?オバアチャンになってもその熱は冷めないのも大阪じゃ当たり前なのだろうか?息子への愛がハンパない反抗期の一人息子のことが大好きなカアサン。ウザいと言われようが独り立ちしようが、愛情溢れまくり。叱ることも愛情だと感じます。それもこれも夫の愛情があってこそだと最終巻で納得しましたね。こんな夫に愛されたい!名言の宝石箱や~カアサンの言葉には子育て真っ最中の私にグサグサ刺さるものばかりでした。何度泣いたことか。そして何度反省したことか。息子だけじゃなく息子の周りにも影響与えるカアサン。そんなカアサンに私もなりたい。そして、ちゃんと面白いおにぎり七つ食べて元気になる、からの腹こわすわ!は秀逸ですね。そんなお笑い要素があちこちにある。お笑い芸人として成功する展開は、そんな上...この感想を読む
人生本って思いました
1巻目を読みだしたときはなんかうざいお母さんだなとかメルヘンチックな人だなとかあまりいいイメージじゃなく読み進めていました。古本屋で全巻セットで買ったので否応なしに2巻目3巻目と読むわけですが、だんだん印象が変わりましたね。もしかしたら途中で性格修正入ったのかとも思えなくもないけど、なんかいいかあちゃんですなって思えてきたりして・・・息子が高校生で反抗期まっただ中でなんだかすれ違いが多いけど、めげずに息子に体当たりしていくあたりが人ごととは思えず。私も一人息子がいるしまだ小学生だけど少しずつ母親のことをうざく感じてるところがあって、そのままスルーしていくべきかうざいと思われてもちょっかい出し続けるのがいいのかわからないときがたまにあったりします。うざいと思われてるとけっこうひどい言い草でちょっと傷ついたりすることもあったりして、心の中でへこんだりしてますがサムライカアサンのお母さんはそ...この感想を読む