現実では絶対あり得ない
配役がばっちり
なんていうかキャスティングがうまかったと思います。綾瀬はるかさんがやる花笑役はピッタリな気がしました。何ていうか幸薄い感じがよく出ていたというか、恋愛に対して強いあこがれを持っているのにいまいち行動に移せない臆病なところとかがすごくよく伝わって来て、私も似たところがあるので共感できた部分も多かったです。一度も誰とも付き合わないまま33歳までってなかなかすごいと思います。でもそれだけ運命だと思える人に出会わなかったってことですね。でも田之倉と出会ったことによって大きく変わったと思います。そして田之倉役の福士蒼汰さんもほんとよかった。温和な優しい田之倉の雰囲気がそのまま出ていたので、まさに漫画の中からそのまま出てきたかのような錯覚を起こすくらいのキャスティングでしたね。途中から出てくる朝尾役の玉木さんも大人な感じがすごくよく合っていたと思います。というか配役がどれもばっちりだったような気がします。特に田之倉がほんとお気に入りと言ってもいいくらい好きでしたね。あれだけ地味で目立たなかった花笑の魅力に気付いたっていうところがもう女子からしたらきゅんと来るポイントだと思います。まさかあんなイケメンが・・・!って思うとそりゃ夢も見ちゃいますよね。現実では起こりそうにもないですけどねー・・・悲しい話なんですけどね。
恋愛っていいなって思える
何ていうか、大人になってからの恋愛っていいですよね。30歳で初恋ってなかなかないと思うんですよね。でもその分恋に対して臆病になっているから見ていてすごい歯がゆいというかそこでチキっちゃだめでしょ!って言いたくなっちゃう場面が多かったですね。でもそこを田之倉がいい具合にリードしてくれていたのでバランスが取れていてよかったと思います。やっぱりイケメンっていうだけあって恋愛経験は豊富だから恋愛初心者の花笑にとってはいい相手なのかもしれないですね。分からないところは田之倉が教えてくれるし、花笑もそのおかげでどんどん自分に自信が持てるようになっていったのはいい傾向だと思うんですよね。あの日一夜を共にしたのが田之倉でよかったなって思いますね。他の人だったらこうはなっていなかったと思います。運命的な出会いをしたと言っても過言ではないでしょうね。二人を見ていると大人になってからの恋っていいなって思いますね。学生の時の恋愛とは違うんだけど、どこか初々しいというかお互い本気の恋が初めてだからよりそう感じるんですかね、田之倉も余裕な感じだけどきっと花笑みたいにうぶな女の人には出会ったことがないから新鮮な感じがしたんだろうし、むしろそういう女の人を求めていたんじゃないですかね。だからやっと出会えた自分の理想の女性と言ってもいいくらいなのではないでしょうか。
三角関係が絶妙なバランスだった
朝尾の登場によって二人の関係は一気に進展しましたねー。というかいい人すぎるんですよ。朝尾さん。最初は興味本位の気持ちだけだったはずなのに花笑の反応が気に入っちゃうとか、ちょっとっていうかだいぶ不思議な人でもありますけどね。でも田之倉から花笑を本気で奪おうとしている感じではなかったですね。結婚を持ち掛けてはいたけどもそれも半分本気だったとは思うんです。今まで自分の周りにいた女性とは違う一面を持っているから花笑と結婚すれば毎日楽しく暮らせると思ったんでしょうね。だけど他の人から奪ってまでには至らなかったんでしょうね。それにどちらかというと花笑のいい相談相手になっていたような気がします(笑)
花笑も田之倉とは違う大人な考えを持っている朝尾のアドバイスを聞いたりして頼りになるお兄さん的な感じだったんじゃないですかね。まぁ、少なからずちょっと揺れてはいたのかもしれないですけど。田之倉にはない魅力がありますからねー。私だったら迷いまくりですね。年下だけど、しっかりしていて自分のことを優先してくれる田之倉といじわるしてからかってくるけどいざという時には頼りになる朝尾の2人だったらものすごく迷います。正直どちらも捨てがたい(笑)でも私の中では自分だけを見てくれるっていう人がいいと思っているのでそういうところでみると田之倉の方に軍配があがりますね。
何においても花笑のことだけを考えている所が何とも言えない胸キュンポイントですね。自分は年下だからっていうのも少なからず気にしていたと思います。でも好きな人の前では余裕なふりをしていたいと思うのは男心っていうんでしょうかね。でも花笑のことだけじゃなくて自分の将来のこともしっかり考えているのは偉いと思いますね。むしろ花笑と出会ったことによってより真剣に考えるようになったんじゃないでしょうか。ふらふらした自分では花笑の隣にふさわしくないと感じたんでしょうね。ほんとに花笑のことを想っているんだっていうのがひしひしと伝わってきました。
タイトルのパワーがすごい
これはもう社会現象になってましたもんね。めったに仕事を休まない花笑が田之倉と出会ったことで今までとは違って自分の意思をしっかり持てるようになったからこそ言えるようになったであろう台詞ですよね。今までの花笑だったらきっと何があっても仕事には行っていたと思います。そういう面でも田之倉はいい影響を与えてくれる存在だったのではないでしょうか。仕事だけが生きがいになっていた花笑にとってその仕事を休んでまで優先することができたんですから。そう考えるとやっぱり恋の力ってすごいですよね。女の人は恋をするときれいになるとかよく言いますけど、ほんと恋することで変われるんですね。でも私が何より驚いたのはドラマが終わったあとの田之倉ロスの嵐でしたね(笑)
まさかここでドラマのタイトルがフル活用されるなんて製作者さんたちも思いもよらなかったんじゃないでしょうか。でもまぁ、分からないでもないですよ。私も毎週ものすごく楽しみにしてましたからね。終わった時にはなんか物足りないというか、まだ見ていたい!っていう気持ちになりましたもん。だから世の女性たちがそう嘆く気持ちも分かります。それだけ田之倉パワーはすごかったってことですよね。あとはそれにドラマのタイトルがうまい具合にマッチしたというところでしょうか。
主題歌がまたいい
槇原さんが歌う歌って基本的にどれも好きなんですよね。特に今回の歌はメロディも覚えやすいし、頭にすごく残るから思わず口ずさんじゃうくらいでした。結構テンポのいい曲だったのでちょっとドラマとは合わないかなーなんて思っていたんですけど、さすが槇原さん。ぴったりでした。むしろものすごく合っていて、なんていうか明るく前向きな気持ちになれる応援ソングみたいな感じで聞いてましたね。エンディングで流れる時にはもう毎回一緒になって歌っちゃってましたよ(笑)
ドラマの世界観にぴったりな曲を作るのって難しいと思うんですよね。そして個人的に槇原さんの歌声が好きっていうのもあってちょっと贔屓めに言っちゃっているのかもしれないですけど、私的には今までの槇原さんの曲の中で一番好きですね。このドラマを見るたびに毎回そう思ってました。槇原さんらしい独特な曲調と歌詞だったので、お気に入りの一曲になりました。だからドラマが終わってもしばらくずっと聞いてました(笑)そして聞くたびにドラマの内容を思い出してひとりでにまにましていたりして。それくらいいい歌だと思います。
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