アラフォー女の強いキズナ - 四つの嘘の感想

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四つの嘘

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映像
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脚本
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キャスト
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音楽
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演出
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感想数
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観た人
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アラフォー女の強いキズナ

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
5.0
音楽
3.5
演出
4.0

目次

40代のリアル

永作博美・寺島しのぶ・高島礼子・羽田美智子は同じ女子校の同級生。羽田の死をきっかけに3人は約20年ぶりに再会するところから始まるストーリーです。永作はシングルマザーとして娘を育てつつも、若い男と恋愛を楽しみ、高島は脳外科医としてキャリアと高収入を手に入れ、寺島は平凡な主婦だが息子の家庭教師と良い仲になっている。それぞれが違う場所でいろいろな問題を抱えつつも、まだ人生に諦められない40代女性の心理を繊細に描いており、同世代に絶大な支持を受けた作品です。

たぶん、もう観ることはできない!長谷川博己のストーカー役

この作品の脚本家・大石静が「この人は将来、伸びる俳優だ!」と絶賛し、高島のストーカー役として抜擢されたのが長谷川博己。この作品が彼のテレビドラマの初出演作になりました。大石は「オーディション会場でも他の俳優とは存在感が違っていた」とも語っています。彼は新人医師役で、ベテラン脳外科医の高島にプライドをズタズタにされ、それを恨んでストーカー行為に走るようになります。いまや二枚目俳優として大活躍している彼とは全く違う役に挑んでいます。新人とは思えない堂々とした演技を見せており、大石の審美眼は素晴らしいですよね。

平凡な主婦の夢

寺島は高校では学級委員を務め、成績優秀で教師からも同級生からも一目置かれた優等生でした。高校の系列大学に進学し、自慢の美貌と知性を活かしてアナウンサーを目指しますが、卒業してすぐに仏壇屋を経営する渡辺いっけいとお見合い結婚。経済的にも裕福で、二人の子どもにも恵まれて、傍から見れば幸せそうな主婦です。しかし、二人の子どもも思春期に入り、自分に反抗する様になり、若い頃はイケメンだった渡辺も年を取って冴えない中年男になり、不満を抱える日々を送っていました。そんな中、現れたのが息子の家庭教師の崎本大海。彼は若いのに紳士的でスタイル抜群のイケメン。そんな彼に寺島はどんどん魅かれる様になります。40代になっても、子どもを持っても、素敵な男性に魅かれる気持ちは同世代なら共感できますよね。

強いキズナで結ばれる元同級生

寺島は崎本にどんどんのめり込んで行きますが、彼にはある陰謀がありました。それに気付き、永作が寺島の窮地を救います。そもそも優等生だった寺島と団体行動を乱していた問題児の永作は、学生時代から犬猿の仲で、大人になってもそれが続いていました。しかし、体を張ってまで寺島を助ける姿に、元同級生の絆が感じられます。学生時代の友人は、仲が悪くても、同じ教室で多感な時期を過ごしたせいか、どこかで深い縁を感じてしまう。それがこのドラマの最大の見どころです。

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