軸を持って生きる
内舘史上最もたくましいヒロイン主人公・飯島直子は昼は会社員・夜はキャバ嬢として働き、その貯金で都内に花屋を経営。とてもたくましいヒロインです。内舘牧子の脚本は自らの会社員経験から、普通のOLの生きにくさを描いた作品が多いですが、この作品の主人公は貧乏育ちから這い上がってきた強い女性。そんな彼女に魅かれる老舗社長の加藤浩次との恋は不倫という障害があるために、徐々に距離を詰めていく様子が見どころです。松原智恵子の狂いっぷり上品で楚々としたイメージの強い松原智恵子の狂いっぷりは何度見ても衝撃をうけます。自分の夫が藤竜也の作品を盗作した件でマスコミに糾弾され、自殺してしまうのですが、その件で松原は藤を逆恨みします。包丁で藤を襲ったり、藤と禁断の恋に落ちてしまった飯島を執拗に責め立てたり、普段のイメージとは全く違う松原を見る事ができます。加藤浩次の棒演技キャスターとして、すっかり朝の顔としてお馴染...この感想を読む
4.04.0
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