今更だけどすごく良い作品に出会えました。
実はハガレンってよく見たことなかった・・・
鋼の錬金術師と言えば、そこそこ有名漫画・アニメだと思います。わたしも漫画やアニメ好きなので、存在はもちろん知っていました。付け加えると、主題歌を歌っていたバンドが好きで、ハガレンのアニメの主題歌をやってたことも知っていたんですが、ごく最近までしっかりと見たことはありませんでした。1話くらいは見たことあったんですが。
錬金術?なにそれ?とか、イケメンがいないとなイマイチなー(ロイに気付いてなかったのかな)とか、子どもしか出てこねーじゃねーか!とか(笑)
でも、最近仲良くなった知人に、ハガレンをゴリ押しされましたんですね。DVD全巻強制無償は?貸付!
それで断りきれず、初めてしっかり見てみたら、なんと!本当に良い作品です!今まで勝手に誤解しててすみませんでした。この場をお借りして謝罪致します。
ハガレンは、最後まで見なきゃダメだ!
まず、見終わって凄く良かったと思った点は、最初から最後まで、話の内容が一貫していたことでした。
よく週刊〇〇で連載中の漫画からアニメ化されたアニメにあるような、なんとか繋ごうとする感じのやつもなく、無駄な内容は一切ありませんでした。
バッチリ楽しみたいなら、全部見逃さず、しっかり見るべき作品です。
実は見終わった後に、わたしは気になった所を再度見返したんですが、
エドとアルの師匠の“せんせい”も、登場序盤は人体錬成や賢者の石関係の錬成なんてしたことなかった風に見えたと思うんですが、エルたちが教わっていた当時の回想の場面でマルコーのイージークッキングの本を読んでる所が出てきたのを確認したときは、ちょっと興奮を憶えました!
とにかく伏線がすごいです。
先ほどの続きですが、マルコーのイージークッキングって本を復元できて、エドたちがそれを読めたのは、メガネのあの子のおかげだし、それを復元したメガネの子はエドが国家錬金術師になって初めて図書館に行ったときにいた女の子だったし。。。別の話だけどそこでイシュバールのキーパーソンと出会ってたりね。
アニメ終盤になっても、前のことを知ってないと理解できない場面も多く、ミステリー小説のような作品だと感じました。
読みごたえならぬ、見ごたえのあるアニメです!
それにしても特にアルは不幸すぎる、でもそんなアルを尊敬します。
もともとエドもアルも、不幸な境遇の兄弟です。でも特にアルに関して可哀想にと思うことが多すぎます。
父親は行方不明、母が死亡、自身の身体がなくなり魂だけの鎧になり、兄は自分を生かすために腕と脚を亡くし、優しすぎる故に他人を鎧の中に隠し、その他人を鎧の中に入れたまま殺されたり、優しすぎる故に良くない研究者に良いように扱われたり。
アルにとって、しっかりと記憶にある肉親っていうのは、エドだけなのでしょうか。
お父さんのこともお母さんのことも、おそらく大好きな気持ちしかないまま離れ、成長し。
アルのことを考えながら見ると、泣いてしまいそうになるシーンは沢山ありました。
そんなアルだからこそ、兄のエドは絶対的、唯一の大切な存在なのかな。
兄弟愛にも感動する作品でした。
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