トランペットが奏でる最後のシーンは・・?、「「太陽がいっぱい」 - 太陽がいっぱいの感想

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トランペットが奏でる最後のシーンは・・?、「「太陽がいっぱい」

4.54.5
映像
5.0
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
5.0
演出
4.5

トランペットが奏でる最後のシーンは・・?、「太陽がいっぱい」 我等青春の真只中の同世代の映画で、田舎の古びた映画館で見たが、その映像の美しさ、ストーリー展開の際どさ、そしてラストシ-ンのショッキングさ、どれを取っても感動の連続であったのが昨日のように思い出させるのです。 このような映画を見せ付けらたら、日本の映画もまだまだだな、というような印象を持ったのもたしかです。(尤も、其の後、テレビやDVDで何回も観ましたけど。) この頃は、音楽界は外国のポピュラー音楽、特にフレンチポップス(フランスの大衆曲)が大流行の真っ最中でもあり、その中でも異彩を放ったのが、映画・「太陽がいっぱい」のテーマソングであった。 当時は、小生も映画と音楽は気狂いのように凝っていたので、脳裏に焼きついているのです。  日本でも御馴染みのルネ・クレマンやトランペット奏者のニニ・ロッソであるが、映画の中でも両者によるトランペットの物悲しいメロディの主旋律が流れているのです。 そして最後のラストシーンはストーリーの最後のどんでん返しとトランペットの切ない演奏で幕を閉じるのであるが。 物語はフランスの風光明媚な地中海、アラン・ドロンが演じる「紳士の顔をした悪党」を演じるサスペンスたっちのドラマで、マリー・ラフォレが風景にマッチした美しい女性を演じている。 フランス映画の代表作でしょう。

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映画史に長く残る青春映画、サスペンス映画の金字塔ともいえる名作「太陽がいっぱい」

この映画「太陽がいっぱい」は、原作がパトリシア・ハイスミスで、彼女の長編第一作がアルフレッド・ヒッチコックによって映画化された「見知らぬ乗客」で、1956年に「太陽がいっぱい」を発表しました。 このトム・リプリーを主人公とする小説は、"太陽がいっぱい"の後、"贋作"、"アメリカの友人"、"リプリーをまねた少年"、"死者と踊るリプリー"と計5部作とシリーズ化されました。 第3作目の"アメリカの友人"は、1977年に鬼才ヴィム・ヴェンダース監督によって、デニス・ホッパー主演にて映画化されています。 パトリシア・ハイスミスといえば、近年では映画「キャロル」の原作者としても有名な作家ですね。 アラン・ドロン演じるトム・リプリーという野望に燃える青年が、南フランスを舞台にして行なった無計画な殺人を描いた、倒叙形式のミステリーで、この小説を「禁じられた遊び」、「居酒屋」のフランスの名匠、ルネ・クレマン監督が映画化した映画史...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
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  • 4083文字
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