はじめてのインド映画は美しかった - マダム・イン・ニューヨークの感想

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はじめてのインド映画は美しかった

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.0
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

目次

美しかった!

はじめてインド映画をしっかりとみました!元々インド映画には歌とダンスの華やかなイメージはありましたが、描写が大変美しかったです。そしてシャシを演じていらっしゃるシュリデヴィさんの魅力!すごく神秘的な美しさで、女性の私からみても惚れ惚れしてしまいました。そしてインドの洋服であるサリーにも。サリーって女の子の憧れがつまっている民族衣装でもあると思うんですよ。鮮やかな色でヒラヒラしていて!あと結婚式の場面もとても美しかったですね。結婚式って宗教でけっこう違いがでるので、見ていてとても楽しいです。

異文化

私も英語は苦手だし海外にも行ったことがないので、あの出発前の不安な感じはよくわかります。日本は実用的な英語を義務教育で教えないこともあってそこまで英語で困るってことはないのですが、実践的な英語教育をさせている学校の両親は大変でしょうね。言語って本当に習得するのって大変なことだと思うんですよ。カフェで注文がうまくできなかったときの場面!見ているこっちもハラハラしてしまいました。少し偏見もあるかもしれませんが、アメリカって多民族国家だからこそ英語を話せることが前提になっていることが多いと感じるんですよね。日本だと海外の人は日本語喋れないものだと思って対応するので。でもこれも日本語喋れる海外の人にとっては決めつけであまり気持ちのよくないものかもしれませんが。

家族

シャシの家族の感じって日本の古風な家族と似ているなって少しみていて思いましたね。亭主関白な感じとか!結婚式のスピーチでできないだろうって家族に思われていた英語でしたときにはスカッとしたい、何よりも内容が新婚さんに向けたもののなかに皮肉が入っていてよかった。ああ言われてはじめて夫も子供も自分がシャシにしてきた態度を反省したんでしょうね。そして何よりもシャシは恋愛にはしらなくてよかったなっと(笑)これはインド映画なのでそれはないことはわかっていました。でもアメリカや日本の映画になれていると、不倫とかに発展する場合が多いので。恋愛じゃなく家族をちゃんと選ぶシャシが大好きです。

シャシが得たもの

もちろん英語を習得したことや家族の絆もそうですが、一番大きいのは自分に自信がもてるようになったことですね。インドにいたときは散々夫などそういう環境にいたから、ついつい自分をここまでって枠に押し込めていたように感じます。英語を習い喋られるようになったことで、何歩か引いていたシャシがちゃんと堂々と振舞うようになりました。自分に自信を持つことって大事なんだって思わせてくれましたね。

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  • kafuluikafului
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