アメリカン・サイコのあらすじ・作品解説
アメリカン・サイコは、ブレット・イーストン・エリス原作の同名小説をメアリー・ハロン監督が完全映画化した作品でR-15指定されている映画である。脚本:メアリー・ハロン/グィネヴィア・ターナー、製作:エドワード・R・プレスマン/クリス・ハンリー/クリスチャン・ハルシー・ソロモンが担当した。 2000年4月14日アメリカ・2001年5月3日に日本で公開された。 1980年代のニューヨーク。27歳のパトリック・ベイトマンはウォール街の一流企業で働いていた。高級マンションに住んでおり、エクササイズやブランド物を買い占めるなど完璧な生活を求めていた。美人な婚約者もいるパトリック・ベイトマンであったが、心の中に深い闇があり、突然襲ってくる衝動によって夜の街に出かけては、ホームレスや娼婦を次々と殺害していた…。 パトリック・ベイトマン:クリスチャン・ベール、ドナルド・キンボール:ウィレム・デフォー、ジーン:クロエ・セヴィニー等がキャスティングされた。
アメリカン・サイコの評価
アメリカン・サイコの感想
人間の心理がいくつも隠れている
主人公は裕福な家庭に生まれ育ち投資会社の副社長を務めるまさにエリートビジネスマンそのものだ。だが彼には人間らしい自然な振る舞いなどは存在しない。彼の中にあるのはどうしたら人にどう思われるか。ただそれだけで人と同じ事に喜びを感じる人達といる時はその様な心理状態になる事に徹する。主人公自身には人間らしい心理なんて何ひとつないのだ。サイコというタイトルで残酷なシーンを連想してみるにはすこし物足りない感じなのだが人間の本当の意味での冷たさと怖さがこの作品で味わう事ができます。あまり味わいたくない感じのものが心に残ってしまうかもしれませんが、私はこの作品が好きです。
役者がすごい
本当に役の様な人間にしか見えなくてかなり怖かったです。主人公は若くしてエリート企業の副社長、綺麗な婚約者もいたり良い所に住んでいたり、誰もが羨むハンサムな男。でも実はサイコパスで人を殺したい衝動にかられてしまう様な人間。内容的にはそれだけの映画でつまらないと他人が言っていても納得してしまう。ただ本当に役者がすごくてリアルにこういう人がいてもおかしくないんじゃないかな?とまで思ってしまう。作品の中で「中身はどうでも良い」という言葉が出てくるのだが…まさかこの映画の事を言っているのでは?と一瞬耳を疑った。結構ヒットしたみたいですがあまり人にオススメはできない映画でした
妄想か現実か 現代アメリカに潜む狂気
ニューヨークで活躍するエリートビジネスマンの主人公。エクササイズ好きで健康的であり、外見も洗練されていて、物質的にも恵まれている。女性にも人気があるし、生活も充実しているはずがどこか心に空虚を感じている。ある時に抑えきれない衝動で部下を殺してしまい、それから殺人を繰り返していく。それは自己防衛のひとつでもあり、内に潜む残酷な欲望に突き動かされたせいでもあった。おしゃれで、金持ちで、恋人にも困らない主人公なのに、狂った殺人行為に身を染めていくさまには凄みがあります。特に洗練された音楽の趣味を語りながら凶悪殺人を犯していく様には独特の狂気とコミカルささえかんじさせます。現代人の病理と動物的な本能をうまくここまで結実させて物語に仕上げた力量はすごいものがあります。
アメリカン・サイコの登場キャラクター
パトリック・ベイトマン
よみがな:パトリック・ベイトマン 性別:男性 国籍:アメリカ 住まい:アッパー・ウェスト・サイド 所属:ウォール街の投資銀行P&P 性格:ヤバすぎる ポリシー:俺が一番 特徴:美意識が高い 特技:快楽殺人 好きな食べ物:流行りの一流レストランのメニュー
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