王道バトルファンタジー、マガジンからとは思えない期待感
マガジンから久しぶりの王道バトル漫画
バトル漫画の王道と言えば、ジャンプのイメージです。これは揺るがないと思います。今でもワンイースをはじめBLEACHに過去ではドラゴンボール、幽遊白書など王道と言えばまさにジャンプというイメージが強いと思います。しかしマガジンでも現在ではフェアリーテイルや過去ではレイブなど大作はありました。七つの大罪はその王道と言えばジャンプを崩す可能性を秘めた作品です。ストーリーの展開が良くまたまだまだ世界観を広げることが可能な作品です。バトル漫画の王道はやはり、バトルシーンが他を退くるほどの画力があるものですが、七つの大罪は他を圧倒的に退け、読み手をバトルシーンに巻き込む画力があります。上記に挙げた漫画に勝つとは言えなくとも引けは取らない作品です。
キャラクター設定が絶妙
主人公のメリオダス。七つの大罪、つまり七人の大きな罪を犯したとされている、七人が繰り広げるストーリーなのだが、この七人の個性が強くまた、人間関係が絶妙に描かれており、見るものを漫画の世界に引き込んでいきます。王道バトル漫画の中の現在トップを走っていると言っても過言ではないワンピースもまたキャラが個性的ですが、それに負けず劣らずの設定と描写。マガジンはどちらかと言えば綺麗系の絵が多いです。7、8頭身が基本なのですが、それを崩しているにも関わらず、絶妙にきれいに描写されています。また、設定の部分では七つの大罪の中での恋愛模様やほかのキャラクターの恋愛模様を描かれていますが、見ているこちらが歯がゆくもどかしいバトル漫画では描けないほど焦らしがうまいのも特徴です。
ストーリーの展開が度肝を抜かれます。
正直最初の2,3巻まではいつもの展開かと納得いくものが多いのが事実です。主人公が強く七つの大罪も無敵と、どこでもあるバトル漫画と思いました。しかし読むにつれて、強い敵に歯が立たなすぎる、弱く負けるとバトル漫画ではなかなか無い展開にすごくひかれます。直近のストーリーでは勝っていることの方が少ないのではないかと思うぐらいです。伏線のひきかたが絶妙です。誰もが見逃してしまいそうな伏線があり、そこに繋がるのかという展開に度肝を抜かれます。現在トップを走るワンピースも長く読めば読むほど伏線に気づかされ色んな議論が巻き起こりますが、七つの大罪はそれに負けず劣らずの漫画となっています。まだ歴史がそんなに浅いため議論にはなる機会は少ないですが、間違いなくこれから注目され議論される漫画です。
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