真の愛 - プリンセス・ブライド・ストーリーの感想

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真の愛

4.04.0
映像
3.0
脚本
3.0
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
3.0

目次

古さがまたいい

この映画が製作されたのは私が産まれる前!なので当然古いことを感じさせられる映画です。でもそれがなんか舞台でもみているようなそんな気分にさせられて、コメディとの相性も抜群でした。病気になってしまった孫におじいちゃんが読みかけをしているという設定で物語がはじまります。なのでご都合主義やギャグになっているところも、そういう童話なんだなって笑ってみることができます。映画の古さがまた童話感だしてて良い感じなんですよね。もちろん近年のCGをたくさん使ったすごい迫力の映画とは違いますが、こういう素朴な映画はずっと色褪せないと思います。レトロなのも好きなのでとてもたまらないです。また音楽の手法も好きで、アクションに合わせた音などとても楽しませてくれます。面白い台詞などもより際立つようになっているので、BGMはアニメに近い役割をしているとおもいます。

魅力的なキャラクター

童話のお話ということで、キャラクターが皆濃いです!そして必要最低限の人しかでてこないのがまたいい。私たくさんキャラクターがでてきてしまうと覚えられないので(笑)少ないからこそ個々がちゃんと自分の役割を物語の中でもっていて、キャラクターがより引き立つのでしょうね。王子は最初賢いしキンポウゲのことを理解して姫に迎えようとしてると思っていたら、まさか妻殺しを企てようとしていたとは!すごく悪いやつ!イニゴと六本指の男ルーガン伯爵の対決は燃えました!こういう男の熱い戦いってものすごく好きです。イニゴが伯爵の頬に自分につけられたのと同じ傷をつけたときには興奮しましたね。ストーリーはおバカなものですが、こういう細かいところがちゃんとしてる映画なので大好きです。

祖父と孫

そして忘れちゃいけないのが孫が祖父をみる目が変わったこと!おじいちゃんは頬をつねるから嫌だといっていた少年。最初おじいちゃんが本を読み始めたときも乗り気ではなく、最初のキスのシーンでは飽きていそうな感じでした。でも物語が進んでいくにしたがってどんどんとそのお話にのめりこんで行くようすがよく描写されています。そして大事な場面の切り替えにこの祖父と孫に焦点が行くように作られているので、物語の大事な展開の場面がすごくわかりやすくなっているんですよね。ウェスリーが死にかけたあたりから孫の食いつきがすごいです(笑)自分を思い描いていた物語と違う展開になり先が知りたくなったんでしょうね。最後キスは嫌なんだろうっていう祖父の言葉にそうでもないよと答える孫の笑顔!帰り際の仰せの通りっていうおじいちゃんの言葉が素敵な余韻を残してくれました。

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