もっと評価されて良い作品の一つだと思います。 - BECKの感想

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BECK

4.634.63
画力
4.25
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
4.38
演出
4.63
感想数
4
読んだ人
8

もっと評価されて良い作品の一つだと思います。

5.05.0
画力
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
4.5
設定
4.5
演出
5.0

目次

友情ストーリー

パッとしない主人公がある人物との出会いで音楽にも出会い、そこから個性的なメンバーや支えてくれる人たちとの出会いで世界観が変わり、成長し、自分に自信を持ち、スターダムを一歩ずつ階段を昇っていく物語。

実写化されたがBECKの内容がイマイチ表現しきれていなかった

佐藤健、水嶋ヒロ、桐谷健太、向井理、中村蒼、忽那汐里といった錚々たるメンバーが出演し、キャスティングにも違和感を感じなかったが、漫画のストーリーが端折られており、インパクトが小さく感じられ、熱い友情や面白い場面がしっかり表現されていたかと言われるとそうでもない。

漫画自体は凄い良い作品

映画だけをご覧になった方は「最高だった!」と感じる方はあまりいらっしゃらないのではないかと思う。漫画を読んで映画を見た方は尚更そう思うのではないか。

漫画自体は凄く良い作品。ワンピースやドラゴンボール、ナルトといった人気作品は巻数自体が多く、34巻と多くは無いBECKはそれらと比べると魅力的では無いかも知れないが、BECKは34巻にギュっと詰まっている。

平凡な毎日を過ごしていた田中幸雄(=コユキ:佐藤健)はある日学校の帰り道に外人と喧嘩をしていた帰国子女のギタリスト 南竜介(=竜介、竜介くん:水嶋ヒロ)と出会い仲良くなり、竜介の所属していたバンドのライブを見に行き音楽と出会う。その後親友となるセンス抜群のドラマーであり転校生の桜井裕志(=サク:中村蒼)、最年長の冷静かつ聡明な一級品のベーシスト 平義行(=平くん:向井理)、喧嘩早く曲がったことが嫌いなムードメーカー 千葉恒美(=千葉、千葉くん:桐谷健太)とBECK(別名 Mongolian Chop Squad)を結成。

日本最大のロックフェス グレイトフルサウンド(フジロックがモデル)後に解散、再結成後竜介不在で4人での活動、敵対バンドのプロデューサー 蘭(中村獅童)の妨害などといった幾多の壁・衝突を乗り越え、イギリスの伝説のフェスであるアヴァロンフェスティバル(実在はしない)のメインステージでのライブで世界を熱狂させるライブを披露。初期は小さなライブハウスすら観客が埋まらなかった小さなバンドが紆余曲折ありながらも日本のみならず世界で人気を博すトップクラスのバンドに成長するまでを描いた物語である。

友情物語のみならず竜介の妹 南真帆(=真帆:忽那汐里)との淡い純愛物語も作中に描かれており、大きく見ると青春物語といった方が正しいだろうか。そうすると青春を音楽と共に駆け抜けた描写を鮮明に描いた作品と言える。

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