BECKの感想一覧
漫画「BECK」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
もっと評価されて良い作品の一つだと思います。
友情ストーリーパッとしない主人公がある人物との出会いで音楽にも出会い、そこから個性的なメンバーや支えてくれる人たちとの出会いで世界観が変わり、成長し、自分に自信を持ち、スターダムを一歩ずつ階段を昇っていく物語。実写化されたがBECKの内容がイマイチ表現しきれていなかった佐藤健、水嶋ヒロ、桐谷健太、向井理、中村蒼、忽那汐里といった錚々たるメンバーが出演し、キャスティングにも違和感を感じなかったが、漫画のストーリーが端折られており、インパクトが小さく感じられ、熱い友情や面白い場面がしっかり表現されていたかと言われるとそうでもない。漫画自体は凄い良い作品映画だけをご覧になった方は「最高だった!」と感じる方はあまりいらっしゃらないのではないかと思う。漫画を読んで映画を見た方は尚更そう思うのではないか。漫画自体は凄く良い作品。ワンピースやドラゴンボール、ナルトといった人気作品は巻数自体が多く、34巻と...この感想を読む
はじまりはここから。
さえない男子中学生のコユキが、帰国子女で女にも金にもだらしない男、南竜介と出会い、人生がかわる話。コユキがいかにさえてないかの描写がすごく面白い。ギャグマンガではないから、爆笑するほど面白いわけではないけど、それでもくすりと笑える場面は多い。絵も綺麗だし、ジャケットやギターもよく、絵に再現されてる。本当に音楽が好きなひとが読んでも、結構しっかりしているなと思うんじゃないだろうか。青臭いバンド漫画でもなく、青春ってわけでもなく、なんていうんだろうな。自分を追及するってどういうことか、みたいな漫画だな、とは思った。まだバンドって形にもあんまりなってないけど、そういう簡単にすすんでいかないところがすき。
伝説がはじまる
さえない中学生が、アメリカ帰りの竜介と出会って音楽にのめりこんでいく話。この巻ではまだそこまでのめりこんでない。ただ、好きな女の子が音楽が好きだっていうそれだけで音楽をやってみようかなって感じ。劣等感とか、ついてない感とか、そういうので満ちてる。なんか、バンドはじめるきっかけって最初はそんなんよなあ、と思う。現実でも、そういうのが理由ではじめてる人のほうが、なんかのきっかけでスイッチが入るとすごいことになる気がする。コユキがまだ中学生でかわいい。音楽をやっている人におすすめ。読んでいると、いいものつくろうっていう気になってくる。
伝説的バンドマンがの原点
冴えないいじめられっ子の主人公、コユキがアメリカ帰りの竜介と出会ったことで音楽の世界に引きこまれていく。男誰もが学生時代に妄想したシチュエーションがそこにあります。主人公コユキは歌の才能を持ち合わせているのだけれどただそれでけで「スッゲー」となる描写は少なく努力し続けているところやコユキを軸とした人間関係、高すぎず変に弾けていないリアルなテンションが自分の感覚を学生時代に引き戻してくれます。1巻ではまさに世界的な大規模ロックフェスで熱狂させるバンド「BECK」のボーカル、ギターの出会いが軸となっています。いじめられっ子の主人公と実力はあるのにバンドを組んでも浮いてしまう竜介がどう変化していくか見ものです。