綺麗だけでは終わらなかった
綺麗すぎるほどの綺麗さ……でも
海の中に暮らす人びとと、陸に暮らす人たちがいる世界。まずは海の中の綺麗さに感動しました!背景にこだわっているアニメ大好きです。魚が泳ぐ姿もまるで飛んでいるようでファンタジーらしさも前面にでていてすごくいい!あとものすごく料理が美味しそうで、夜中に見るのは辛かった(笑)ぶっちゃけ最初はとても綺麗だな癒されそうなアニメだなって見始めたらとても期待を裏切られました!すごく良い意味で。綺麗な作画に似合わない細かな心理描写や物語がたんなる萌えや癒しアニメではなくしたんだと思います。
甘酸っぱい恋
7人の少年少女の恋の物語でもあるこのアニメ。それぞれに精一杯考えて一生懸命恋をしている姿をみるとたまに切なくなります。1話は光とまなかのやりとりがかわいくってきゅんってしてしまいました。でもちさきや要のように周囲を想うからこそ一歩踏み出せずにいることにもすごく共感できます。陸の人間である紡と出会い物語が進んでいくことで、ファンタジーな世界観とは裏腹に昼ドラ的なドロドロが。ただの恋愛だけでストーリーが進まないことは私の中で高評価です!
評価を一変させた13話
じつは私一度このアニメは数話みて離脱しています。理由は恋愛だけのアニメだと思ってしまったことで、物語の展開を勝手にこうなんだろうなって決めつけて急いでみなくても良いかなっと。でも13話をすぎたあたり、周囲での凪あすに対する評価が一変しました。とにかく13話まで見てみろと友達にすすめられたこともあり、後の一挙放送で全話みたのです。13話を見て……これは納得!フラグたてすぎとは思いましたが。この話があったからこそ2クールめがどんな展開になるのかと!一気にハラハラした気持ちにさせられました。またお船引の歌がかっこよくて大好きです。
たくさんの名言
各キャラにちゃんと個性がありそれぞれにたくさんの名言があります。とくに私はちさきの言葉にすごく共感することが多いです。誰よりも変わることを嫌がっていたちさきが一人だけ成長してしまい葛藤する様子……。「体は勝手に膨らんでなのにいっぱい零れ落ちて。大人になるっていろんなもの無くしてくこと?」大人になるっていろんなもの諦めたりすることって思うこと私もあるので。一生懸命生きているからこそ紡がれる言葉にグサッと心にくるものがあります。
タイトルの意味と恋愛だけではなかった
凪のあすからの「あすから」の意味。私はずっと明日からなのかなって思ってました。でも調べてみたらアースカラーから来ているんですね。そういえばサブタイトルにもなっていたことを思いだしました。この物語、恋愛を軸にこそしてはいますが、陸に住む人と海に住む人との確執、両親や友達との関係いろんな気持ちが溢れているなっと。何回でも見返したくなるとても素敵な作品でした。
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