ベン・トーのあらすじ・作品解説
ベン・トーは、2011年10月から12月まで全12話として独立放送局で放送されたアニメである。原作が「このライトノベルがすごい!」の2009年新規部門6位に入賞した事をきっかけに総合ラインキングで徐々に順位を上げ、2012年には3位入賞した事で高い知名度を獲得する。 半額弁当を購入を巡り閉店間際のスーパーで行われているバトルを中心として、主人公佐藤洋が自分の力で半額弁当を獲得するためにハーフプライサー同好会に入会し強くなっていてく姿を描いたバトルコメディ作品である。半額弁当を狙う様々な登場人物には通名が付いている事やバトル描写が細かい事が特徴となっているアニメである。 アニメでは、ゲーム会社のセガや大塚製薬の公認を受けている事から実在するゲーム名や商品名が度々登場する事でも有名となっている。また、原作のライトノベルよりもヒロイン槍水仙が中心の内容や活躍が多くなっているといったアニメオリジナルの構成となっている。
ベン・トーの評価
ベン・トーの感想
オオカミたちと半額弁当
スーパーなどでの割引商品、というのは市民にとって懐に優しい存在ではあるが、どうしても買わなくてはならないというほどのことではない。しかしこの作品においてはそんな常識は通用しないのである。ベン・トー、それはスーパーにおいて半額弁当を買うためがだけに闘いを繰り広げる狼たちの物語である。視聴者からすれば半額弁当なんかのためにそこまでせんでも…と思わなくもないのだが、彼らの真剣な様子を見ているとそんな考えは無粋ですらあると言える。とはいえ、何故か半額弁当を買い求めるのは本来あるべき主婦層などではなく、主人公の佐藤やヒロインの氷結の魔女こと槍水らをはじめ若者ばかりなのだが……まあやはりそこに突っ込むのも無粋というものだろう。しかし一つだけ突っ込まざるを得ないことがある。キャラクターの一人、白梅梅。彼女は理由はあるものの、佐藤にただ暴力を振るうためにいるとしか思えないような存在で見ていて不快である...この感想を読む
べんとー
ラノベ原作の弁当争奪アニメです。かっこいいBGM、派手なアクション、グループ同士の抗争、二つ名、水面下、そして名言の数々。本当に全て弁当のためのアニメだなんて信じられませんでした。原作未読だったので、こんなに馬鹿なお題でよく作品を作ろう思ったなと感心させられました。現実的に考えてみるとバカバカしい話なのですが、物語にしてみると面白い設定です。むしろ、半額弁当でよくこんなに面白い話を書くことができたなと思いました。だらだらと流しながらでも見ることができる、息抜きにちょうどいい作品です。軽いアニメを見て楽しみたい方におすすめなので、手にとってみて下さい。
ベン・トーの登場キャラクター
井ノ上あせび
よみがな:いのうえ あせび 性別:女 所属:丸富大学付属高校1年 特徴:季節に合わない厚めの服装をした少女。井ノ上総合病院の院長の娘。自身では自覚していないが、頻繁に不幸に見舞われており、彼女に触れた者にも恐ろしい不幸が身に降りかかる。高所からの落下や車両に跳ねられるのは日常茶飯事であり、現在は...
白梅梅
よみがな:しらうめ うめ 性別:女 所属:私立烏田高等学校 性格:思い込みが激しい 特徴:洋の同級生でかつ学級委員長。洋には事あるごとに理不尽な暴力と制裁を加えているが、花が風邪で倒れた際に洋に女子寮まで送っていくようお願いするなど一応信用はしている模様。 価値観:花を溺愛しており、花といつも一緒...
白粉花
よみがな:おしろい はな 性別:女 所属:私立烏田高等学校1年 特徴:元々ライトノベル研究会に所属しており、仙の勧誘で掛け持ちではあるがHP同好会にも加入する。ボーイズラブに繋がる単語を聞くと途端に豹変し、例えば「浣腸」という単語を聞くと前触れもなく佐藤に指浣腸をするなど、奇行が目立つ。 価値観:い...