猫好きにはたまらない!癒し系ほんわかアニメ
原作好きも違和感なく見られる雰囲気
私は原作の漫画も大好きで読んでいるのですが、とにかく原作の雰囲気をよく掴んでいるアニメだと思います。音楽、声、作画など、絶妙な加減なんですよね。元々が4コマの漫画なのでちょっと物足りないくらいの長さなのも良い!じっくり見なくても、なんとなくBGMとしてアニメを流してしまうくらいには全体の出来が本当に良いのです。
猫飼いあるある!
なんといっても主役は個性的な猫達!私も猫を二匹飼っているのですが、この行動あるある!って思いながら見ています(笑)デフォルメされている猫達なんですが、ちゃんと猫らしいんですよね。そして飼い主で著者でもあるくるねこ大和さんにも密かに親近感抱いてしまうくらい、猫飼いあるあるがつまってます。
癒すだけではない、猫ブームだからこそみてほしい作品
近年テレビでは猫ブームだといい、猫の特集をする番組が増えてきました。私も猫大好きなのでそんなテレビを見ていて癒されるのですが、それと同時に不幸な猫が増えてしまうのではないかと心配になります。このくるねこという作品はかわいい猫だけを描いた物語ではありません。登場する猫達は悲しい過去を持った子達が多いのです。なかには助からずに旅立ってしまった猫ちゃんの話もあります。感動するというよりも、これが実態なのだなって自分は悲しくなりました。ペットを題材にした作品ってやはりかわいいを全面に押し出したものが多い印象があるのですが、くるねこは居場所がなかったり不幸な猫をちょっとでも減らしたいという作者さんの思いがよく伝わってきます。代表的な猫ちゃんの一匹、今は亡くなりましたが美輪のもんさんという猫がいました。この子はペットショップに売れ残っていた子で、くるさんがあの時救出しなかったら……っと考えてしまうほどの値段でした。ほかの子も捨て猫だったり野良だったりするんですよね。私は作者さんが投稿されている動画も合わせて漫画もアニメもみているのですが、こんなに可愛い子なのにとそういうエピソードを読んで悲しくなりました。かわいいだけで、癒されるというだけで安易に動物を飼ってほしくないし売ってもほしくないなって感じるきっかけにもこの作品はなると思います。私は今まだ未婚ですが、もし将来自分に子供ができたらこのアニメをみせたいなって思います。それだけ命ということについても考えさせられる作品でした。こういった点についても注目して見てもらいたい、見直してもらいたいアニメです。
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