庵野・GAINAX作品の影響が強い印象 - プラスチックリトルの感想

理解が深まるアニメレビューサイト

アニメレビュー数 2,474件

プラスチックリトル

4.604.60
映像
4.00
ストーリー
4.00
キャラクター
4.00
声優
5.00
音楽
5.00
感想数
1
観た人
1

庵野・GAINAX作品の影響が強い印象

4.64.6
映像
4.0
ストーリー
4.0
キャラクター
4.0
声優
5.0
音楽
5.0

目次

入浴シーンがエロ過ぎる!

まず立派な風呂で、どこかのプールなのか、と思えるほどのスケールで驚きです。また、街並みが中世ヨーロッパを思わせる感じなので、急に日本の巨大プール施設を思わせる風呂がでてきたことにミスマッチ感が大きいです。

よほど、この入浴シーンにこだわってアニメーションを制作されているのでしょう。世界観を壊してまで、組み込まれた場面であることは間違いありません。制作スタッフに、プールをまる裸で遊びたい、という願望でもあったのでしょうか(笑

また、このアニメの入浴シーンは有名らしく、わざわざインターネットのフリー百科事典にわざわざ記載があるほどです。確かに40分ほどの時間枠の短いアニメ作品であるにもかかわらず、3分以上をこの入浴シーンに割いています。客観的に考えると、狂気の沙汰に思えて笑えてしまいます。またOVA作品であることから、女性のバストトップまで描かれており、エロさはこの上ないものに仕上がっています。わざわざ、バストを揉む描写まであって、この部分のエロさのこだわりは尋常じゃない気がします。

アニメ作品のストーリー本筋に、この場面が必要なのか振り返ってみると、明らかに必要ではないように思います。何がこの作品を、このような場面制作に導いたのか、どうしてこうなったのか、そちらが気になってしまいます。

 

「トップをねらえ!」との類似点

これは非常に分かりやすいと思うのですが、主人公の見た目が酷似していると思います。「トップをねらえ!」主人公のタカヤ ノリコと、この「プラスチックリトル」主人公のティータは顔から、髪の色、そして年齢など、そのままではないでしょうか。キャラクターデザインが庵野さんなのではないか、と調べてしまったほどです。「プラスチックリトル」のキャラクターデザインが誰なのか、調べても検索できなかったので真実は分かりません。

ただ、あまりにそのままなので、本当に庵野さんなのかもしれません。しかし、それにしてもアレンジを加えるなどするべきだったと思います。ここまでイメージが重なるのは如何なものなのでしょうか。

 

「不思議の海のナディア」との類似点

「プラスチックリトル」の中で登場する主人公たちの敵対勢力として登場する軍隊ですが、冷徹に目的を果たそうとする様子は、「不思議の海のナディア」のネオ・アトランティスを彷彿とさせます。また軍隊の司令塔として登場する人物も、プロテクターで守備をしっかり固めている様子は「不思議な海のナディア」のガーゴイルを思い浮かべます。

影響を受けてこうなったのか、結果的にこうなったのか、分からない部分はあります。しかし、両者を比べると、とてもよく似ています。また、「プラスチックリトル」では終盤に潜水艦でのバトル展開になっていきますが、「不思議の海のナディア」のノーチラス号とガーフィッシュの戦闘を連想させます。

ここまで類似点が多いと、意図的であれ、結果的にということであっても影響を受けている作品であることは明らかです。

 

短い時間でまとまった秀作

庵野作品と印象が重なることは多いのですが、明らかに違うことは時間枠といえるでしょう。「トップをねらえ!」は劇場版であっても、本編再生時間は80分ほどです。「不思議の海のナディア」においては、ノーチラスストーリーという編集版が出ていますが、それでも250分以上はあるアニメ作品です。

「プラスチックリトル」という作品を観ると、80分はあっても良い内容を40分ほどにまとめてられているように思います。敵対勢力の施設に侵入した際に、ピンチを凌ぐ場面の展開が早く、ハラハラさせられることはないです。そして、軍隊の司令官が登場して、再びピンチに追い込まれますが、あっけなく倒せてしまうようには思います。

しかし、展開が早いことで、間延びはしないので目が離せず、アニメーションの中に没頭してしまいます。敵対勢力の施設で主人公たちに訪れるピンチが、二転三転してハラハラさせられていたら、アニメ作品としてはもっと面白かったのかもしれません。

それだけに入浴シーンに時間を割き過ぎでしょう、と思わざるを得ません(笑

 

ティータの艦長適正の高さ

最後の主人公たちの潜水艦と、軍隊の潜水艦部隊の戦闘は見応えがありました。また、ティータの艦長としての指示も素晴らしいです。また全てを指示しなくても、クルーたちに指示内容が伝わることもチームの結束力の高さを伺わせます。

最後の最後にみせたティータの艦長としての資質に、意外性があって面白かったです。亡くなった父親がペットショップハンターをしており、その意思を継ぐかたちで艦長をしているという描写しかなく、どちらかというとクルーに心配され、助けられる場面の多い艦長でした。

しかし、ピンチを凌ぐ咄嗟の判断力、的確な指示の出し方は優秀な艦長であり、軍隊の潜水艦部隊を全滅させられたのはカッコ良かったです。

 

最後に、イリーズが自分の生き方を自らの意思で選択したのは、明らかに主人公ティータの影響であり、良い着地であったように思います。この場面では、イリーズが成長して自立したことを描いており、いい気分で物語を締めくくってくれました。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

関連するタグ

プラスチックリトルを観た人はこんなアニメも観ています

プラスチックリトルが好きな人におすすめのアニメ

ページの先頭へ