ディズニー以前の
フランスで製作された実写版・美女と野獣。
白黒ではあるが、映像効果がしっかり仕事をしていて目に楽しい。CGのない時代にどうやって撮影していたんだろう?と想像をかきたてられます。
ただ、キャスト陣は美男美女なものの、あまり日本人好きはしないかもしれません……
また、恋愛描写もフランス映画らしく、「エッ ベルってばそんな簡単に乗り替えちゃうの!?顔が同じなら金持ちになびくの!?そんなちょうちんブルマーに!?!?」といった驚きがありました。
この作品ではガストンがすでに恋人であり、しっかり助けに来てくれるのですが、ラストがなんともかわいそう…
そう、王子と野獣は一人二役になっているのです。
そしてなんといっても、美術も衣装も豪奢で美しい!!
上述のとおり、ラストシーンで人間に戻った王子はちょうちんブルマーですが!笑
野獣の姿の方がちょうちんブルマーは目立たないのですが笑、ベルの宝石やドレスも凝っていて、戦時中~戦後の時期に撮られたとは信じがたい豪華さです。
ところどころ時代のギャップもあり、現代人にはシュールにうつるシーンもありますが、シュールな場面にツッコミをいれたり、アバズレなベルにも寛容になれる、懐の深い人は充分楽しんで観られるかと思います。
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