アンナ・クリスティのあらすじ・作品解説
アンナ・クリスティは1930年にアメリカで公開された作品である。アメリカの劇作家、ユージン・オニールの戯曲を映画化した作品で、監督は6度のアカデミー賞ノミネート経験のある実力派監督クラレンス・ブラウンが手掛けている。 同作においてもアカデミー賞の監督賞にノミネート、加えて、作品としても主演女優賞、撮影賞にもノミネートがされた。 石炭船の船長クリスの娘、アンナが物語の主人公となっており、彼女の過去と父親との関係、旅路の中で出会った青年マットととの切ない恋愛模様が描かれている。石炭船の船長のクリスは農園に預けていた娘、アンナと15年ぶりに再開することとなる。再開後、幸せな暮らしをしていたが、ある日、父親クリスが運転をする船に1隻の船が漂流するその中にはマットという青年が乗っており、この出会いをきっかけにアンナとマットは惹かれあう事となる。しかし、アンナの壮絶な過去を知る事となり、マットとの関係は上手く行かず、離れ離れになる。しかし、再び再開する事となり、二人ははれて結ばれる事となる。
アンナ・クリスティの評価
アンナ・クリスティの感想
Garbo talks!
映画の内容はあまり印象に残りません。ただ、この映画まで、サイレント映画に出演していたので、一度もスクリーンで声を出したことが無かった女優、グレタ・ガルボがとうとうしゃべった!!ということで、アメリカでも日本でも話題になりました。サイレント→トーキーへの移行は、俳優にとっても難しいもので、ヴィジュアルと声のイメージが違いすぎるという理由で人気が無くなった俳優も少なくありません、シビアな世界です。しかし初めて観衆が聞いた名女優グレタ・ガルボの声はとてもハスキーでステキな声でした。外国の女優さんって、意外と顔はかわいいイメージでも声はハスキーって人が多いのです。グレタ・ガルボがしゃべったというだけで、感想が書ける映画です。それ以外にあんまり書くことがないとも言えます(笑)