怖いドラマでした。
覚えているのは、小学生くらいのときのドラマで、子供ながらに「怖い」と感じっぱなしの1時間ドラマでした。もはやホラーではないかと思うくらいで、トラウマになったり、夢に出てこないか、本当に怖かったのを覚えています。ドラマの中の警察部署でのやり取りも、あとになって観返すと面白いやり取りをしてるんだけど、そんなことまったく理解できず、怖い場面だけが鮮明に残ったドラマでした。
20歳くらいになってから、もう一度観なおしてみました。すると、すごく奥が深いドラマ。いや、まだわからないところもあると思うくらい、深いドラマだと思います。
どこかのレビューでも書かせていただきましたが、点と点がつながって線になるドラマ、ケイゾクもそのひとつのドラマだと思います。ただの狂気ではない、ただの殺人ではない、ただの事件ではない。最後の最後までつながっているドラマなんだ、と。その最後は、SPECという新たなドラマにつながっているのかな、と思います。そちらのドラマも大好きなドラマのひとつです。
野々村さんが特に好きです。面白いキャラクターの中に、部署の仲間を思う一言がたまにチラホラと。また、昔はかなり腕のキレる刑事だったんじゃないかという程の「刑事のカン」的なことも言ってました。ドラマ冒頭の、不倫相手:みやびちゃんとのやり取りも好きですね(笑)これからドラマの中でいろいろな怖いことが起こるのに、何やってんだこのじいちゃんは、って思いました(笑)
今現在物騒な事件も多い中、このような刑事さんたちに解決してもらっても面白いのかな、とか思ったり思わなかったり・・・。いや、このドラマを観なおして思ったことは、当時、私が小学生くらいの頃は、私が知らなかっただけかもしれないけれど、今のようなこんな物騒な世の中ではなかったんじゃないかな、と思います。『ケイゾク』が『ドラマ』であるからこそ観れていたのかな・・・。
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