すべてがつながるドラマ
こんなにも巧みな演出のドラマを、私は観たことがありません。はじめて観たときは、「なんだこのドラマは???」という感想しかありませんでした。はじめから物語が始まってて、しかもはっちゃけた感じで、なんだか身内だけで盛り上がっているようなドラマだな、と・・・。何故観始めたかと言うと、大好きな俳優陣たちが出ていたからという単純な理由で観始めました。
噛めば噛むほど味が出るというとおり、観れば観るほど味が出るドラマだと思います。バラバラになっていた点がつながって線になるドラマ。演出の仕方としては、野球チームの話とひっかけて、物語を「○回 表/裏」の構成で話が進むというもの。今思えば、この演出の始まりから点は始まっていたんだと思います。
主役の岡田くんは余命を言い渡されてるし、櫻井くん(個人的に大ファンですが)なんか童貞の役やっててしかもモー子が好きという・・・。ここで個人的なことを申し上げますが、私は友人に酒井若菜に似ていると一時期言われていたこともあって、櫻井くんは私のことが好きなんだとかいう思い違いもしてみたりしました(笑)
物語のカギを握っていたのは、主役の岡田くんの方ではなく、だいたいは脇役であるうっちーの方の岡田くんです。むしろ、このドラマの主役はうっちーなのではないかと思ったことも多々あります。あ、あとオジーと(笑)
とにかく・・・「何やってんの?何のためにやってんの?」っていうような行動も、最後の最後にはすべてつながります。すべてが無意味なものにみえて、すべて無駄じゃない、すべて意味のあるものだと訴えてくるドラマでした。
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