観る度男の子に生まれてみたかったと思う
今はおばちゃんですが放映当時は女子高生でした。初めてテレビで観たときの衝撃を今でも覚えています。お、なんかテンポのいい面白そうなドラマが始まったな〜あはは笑いどころもあるし、登場人物みんな仲良くてみてて楽しいな〜〜〜・・・って、え?え??ええ!!?なに死ぬの??主役が第一話から余命宣告!?と信じられない展開になったと思ったら次週をお楽しみに〜。ですよ。どんなドラマだよ!と驚きつつも次の回を心待ちにしている自分がいました。
今思うと、ぶっさんの死が迫っているという事実がいつも頭の片隅にあるからこそ、バンビ、アニ、マスター、うっちー達のなんでもない日常が、切なくもキラキラと輝いて映ってみえたのだと私は思います。で、ぶっさん死なないで〜死なないで〜と心配しながら回を進めるうちにまさかオジーが死んでしまい、当時思春期だった自分にとっては全く予想のしない角度からふいに頭を殴られたような心持ちがしました。この急展開が宮藤官九郎作品のツボなのだなと。
そして、昼間からビールを飲み、草野球をし、仲間達で集まってはしゃぐ、少年がそのまま大人になったようなドラマの世界感が、女の私には(個人差はあると思います)全くない観点なのですが同時に、SFのような憧れと愛おしさを感じました。
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