世界観が素敵でした
ジブリ版の魔女の宅急便が大好きで、実写版がどんなか気になって観てみました。
なんとなく評判悪いなと思っていたので、積極的に観たいと思ったわけではないのですがとりあえず観てみようかなと言う感じでしょうか。
主人公キキに関してはアニメより大きい子だなぁと思いましたが、演技はよかったのではないでしょうか。衣装がアニメだとただの真っ黒だったけど、実写版はとてもかわいかった!どうやら黒いワンピースの上に黒いコートというかはおるものを着ているようでしたがデザインがかわいいです。
頭の赤いリボンもやめて腰に巻いていました。実写版であの大きなリボンをふんわりさせるのは難しそうだし邪魔だからよかったのではないですかね。ちょっとヘアスタイルボサボサすぎな気もしましたが空飛んでるのだからリアリティが出してるのでしょうか。
ストーリーは修行に出るところまではほとんど同じですが、そのあとはまったく違いますね。
トンボが空を飛びたがってるのは同じですけど。
キキが修行の中で苦難を乗り越えるわけですが、実写版のがしんどいんじゃないのって言いたくなります。キキと同世代の女の子が黒い手紙を届けて欲しいと頼むシーンがありますけど、魔女がのろいを届けに来たとか、みんなギャーって言って一斉に逃げるとかつらすぎです。そのまま宅急便で運んだ荷物がのろわれてるって言ってパンやに返品されてきたりして。
嵐の中をカバつるして遠くの島まで運ぶとかさ、海にカバ落としたらどうするのさって思うわけですよ。離れ小島の獣医さんのところへ連れて行くってさ、嵐の日に連れて行く方が死ぬ確率高くない?
アニメだとデッキブラシで飛んでいってトンボを助けるってのと同等の流れでしょうけど、過酷すぎでしょうよ。
しかし実写版は原作通り作っていてアニメのほうが改変してるそうです。
ジブリは子供向けだから原作のままだときつすぎってことで柔らかくしたのかなと思えました。
ただ、クロネコのジジはだめですね。あからさまにCGでしかも顔がなんか不気味でした。CGはしかたないのだけど、かわいくないのでね・・・準主役なのだからもう少しかわいくできなかったかなぁとそこが残念でした。個人的にはニシンのパイ実物観たかったです。
あと、実写版にでてくる家具とか雑貨とかすごく素敵でした。アニメは日本が舞台じゃないのだろうと思いますけど、実写版は日本なんだけど洋風というか?出てる人は日本人だし日本が舞台なんだけど街並みとかがアニメそのままですごかったです。すごくこだわったのだろうなと思います。
衣装などは80年代?みたいなカラフルなワンピースなどでかわいかったし、プラスチックとかビニールとかまったくでてこないんですよね。パンをのせるのはカゴだったり紙袋だったり、木でできてるか石でできてるか食器は全部陶器かガラスしかないし、洗濯物干しも木でできてたし。
地球にやさしいなぁって。お母さんが作った軟膏とかも木の容れものでしたよ。徹底してますね。
何度も観て発見をしたいって思っちゃいました。
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