外事警察 その男に騙されるなの評価
外事警察 その男に騙されるなの感想
その男に騙されるな!
対テロ捜査を行う諜報機関、警視庁公安部外事課、通称外事警察。麻生幾による同名小説原案のテレビシリーズの続編です。本作は、朝鮮半島での核テロ危機が舞台。北朝鮮からの核物質の流出という状況が、かなりリアルで緊迫感があります。テレビよりも大きなスケールで、展開も早く、見応えのある作品になっていました。相変わらず暗躍する渡部篤郎さんと、協力者に仕立て上げられる真木よう子さんの緊張感のある素晴らしい演技が見事でした。そして、ラストのシーンはサブタイトルにもなっているその男に騙されるなという、まさにその通りの終わり方!思わず、ぞっとしてしまった最後でした。演出も脚本も見事で、一見の価値ありの作品です。