ママ友の複雑な付き合い
主人公の秋山 侑子は引越しを機に、息子の健太が新しく通う幼稚園で園児のママ達と出会いママ友となる。ゆうこはそれまで働くママであり健太を託児所に預けていた為、初めてのママ友だった。ママ友との付き合い方も知らなかった為、最初のうちは馴染むまで浮き方がひどかった。
幼稚園ではゆうこが引っ越して来る前にママ友の中でいじめがあった。また子供たちの小学校お受験に向けて頑張っている中、ママ達は嫉妬したり、嫌いな気持ちをそのまま態度に出したりドロドロとした関係の中でゆうこがどのようにママ達と付き合い家族と生活していくかが描かれている。
ゆうこは良く言えば素直で正義感があり明るい人、悪く言えば鈍感で空気も他人の気持ちも読めない人という感じなので、新しい幼稚園で他のママから目をつけられても仕方ないと思った。ただ、何か被害が出るのはゆうこだけではなく息子の健太の時もあった。いくら自分が嫌いでも子供を巻き込むのは最低だと思った。
幼稚園が舞台なのでママ達だけでなく、健太や他の子供達の登場シーンもたくさんあった。ママ達のドロドロとした演技も素晴らしいが、子供たちの楽しそうに遊ぶところや親のゴタゴタに巻き込まれ涙している可哀想なシーンもたくさんありその度に演技も迫真だと感じていた。
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