現代の隠れた世界
恐怖を感じたママ友の行動
ママ友の世界は恐ろしいと思う時はある。でも何故ママ友が中心的に目立った世の中になってしまったのだろう。教育を受ける場で子どもが中心になるはずが母親と母親の関係が複雑になっていることが目立っている。母親が自分の子どもを守ろうとするのは悪いことではない。しかし周りが見えなくなってしまうと非常識な行動にでてしまう母親がいる。それが問題となりこのような作品が作られるのだろう。実際に主婦の身近でこのようなことが起きているから物語の内容にのめり込んでしまうのだろう。私も三人の子どもがいるが、ママ友との関係を作るのは難しいと日々感じる。比べてしまったり、勝手に焦ったり、あまり良いことはない。子どもが幼稚園の頃に私の娘を好きになってくれた男の子がいた。お互いママ友の付き合いはしていたが、うちの娘には他に好きな子がいてそれを知ったママ友はその日から私に対して素っ気ない態度をとるようになった。ある日家に遊びにこないかと誘われ行ってみたがなかなか帰してくれない。なぜならうちの娘が仲良く遊んでいる姿を見て気分が良かったようだ。自分の息子を好きな子と遊ばせるためにわざわざ大きなケーキを用意していて、帰ろうとすると娘におもちゃを渡して持って帰って次回また来るときに持ってきてねと言い、次の約束をしっかりとしていた。私は怖くなってそのおもちゃを返してすぐに帰ったが、ママ友はベランダからじっとこっちを見ていた。こんなママ友との出会いから、積極的にママ友を作ることはやめた。幼稚園は子どもが学び楽しく過ごす場所である。親の話題は関係ないのだが何故かセットでママ友問題は存在している。子どもの成長と共にママ友の世界も進化している。子どもの成長は止まらない、ママ友の進化も止まらないだろう。その結果犯罪に繋がる可能性もある。子どものためにと思ったことがやり過ぎて誰かに迷惑をかけている。それに気付かない場合は、非常に危険だ。いつの間にか、子どもの為にしていたことが自分のプライドのためへと変わるのだ。
女性としての見栄やプライドが交差し自分自身を見失う母の実態
”母親としての自分”と”女性としての自分”をバランス良く体に染み込ますことが出来たらママ友同士、争いなどないだろう。しかしそれは難しいのかもしれない。女性は子どもを生む前から体に変化が起き、我慢しなければいけないことがたくさんでてくる。出産し親になり名前で呼ばれることも徐々に少なくなりまるで催眠術をかけられているかのように、「ママ」と呼ばれる。初めは喜びを感じるが次第に自分自身を見失っていく。自分は一体何者なのかと問いかける毎日に疲れを感じる。母になった人にしか分からないかもしれない。そんな葛藤が女性の心を狂わせ1人の女性としていつまでもいたいという気持ちが波のように荒々しくなり次第に狂い始めてしまうのだ。
ママ友同士のトラブルなんて珍しいものではないということだ。子どもを持つ母が存在している限りこの恐ろしい世界は必ず存在しているだろう。
子どもがその世界の存在に気付いてしまった瞬間、母は戸惑う。なぜなら子どものためにと思って行動していたはずが、いつの間にか目的が自分のプライドや見栄に変化しているのだ。敏感な子どもは母の変化に気付き悲しい気持ちになる。結局、守るべき存在の子どもを傷付けてしまうのだ。そこでやっと自分の愚かさに気付かされる。
女性を忘れない気持ちを強く持とう
私の友人は子どもに名前で呼ばしている。それは自分自身を見失わないようにする為なのだろうか。しかし、幼稚園に入園したと同時に親を名前で呼ぶことを注意されてしまい困惑していた。確かに珍しいのかもしれないが、個性と思えば何の問題もないように私は感じてしまう。いくら幼稚園だからといって家庭の決まりを否定出来るのだろうか。子どもは名前で呼ぶが母のことはきちんとママだと理解をしているのだしそれが親子の間の呼び名であればそのままで構わないと感じる。なぜ幼稚園は家族のルールまで変えようとしたのだろうか。その子は注意されて以来母のことを名前で呼ばなくなってしまった。「ママ」と呼ぶようになっていたのだ。この話を聞いた時、悲しい気持ちになった。名前は親から与えられた大事ものだ。それを否定することは幼稚園側にはないと思う。
母親は、「ママ」と呼ばれなくても自覚はきちんとある。ないはずがないのだ。母親を名前で呼ぶ習慣がもしあったら、母親をママという殻に閉じ込めることは少なくなると思う。母親ですがまずは女性なのだ。それを忘れないで欲しい。忘れなければ女性という自覚もきっと忘れないだろう。その心を持っていれば現代社会のママ友世界にも惑わされずに堂々と向かっていけるだろう。これから結婚し子どもを生む女性には決してプライドや見栄を張らずに、真の自分を見せて女性として母親として世界を渡って行って欲しい。
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