女であるママ友 - 名前をなくした女神の感想

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名前をなくした女神

4.004.00
映像
3.63
脚本
4.00
キャスト
4.33
音楽
3.38
演出
4.02
感想数
4
観た人
5

女であるママ友

5.05.0
映像
3.5
脚本
4.5
キャスト
4.8
音楽
3.0
演出
4.6

目次

このドラマについて

私は仕事ばかりしていて朝早くから夜遅くまで働いていて、家にも寝に帰るだけの生活を送っていたのでこのドラマの存在さえも知りませんでした。25歳になり妊婦になって仕事をやめ、専業主婦となりました。お腹に赤ちゃんがいるときに、ドラマの再放送でこのドラマを知り、ママ友という内容にこれからの自分と重ね合わせてより興味をもちました。杏さんやRYOさんなど、こんなに豪華なキャストで、杏さん親子は主役らしく完璧すぎる親子!旦那さんがつるのさん。EXILEのケンジさんも出てるし、旦那さん役までみんな豪華!!なのに初めて見聞きするなんて、いままでも面白いドラマをたくさん見逃してきているんだろうなと感じました。自分が近い将来関係のある世界だなーぐらいの軽い気持ちで見だしたドラマでした。

ママ友という世界

このドラマは同じ幼稚園に通わせる子どもたちの親同士の関わりを描いたドラマです。子ども同士のトラブルやお受験を通じての親同士の確執、嫉妬、裏切りなどや、夫婦間の問題やママ友の友情なども描かれています。

まず、自分の今まで学生のころまでの人生って、割と好きな人とか嫌いな人とか苦手な人とか、人付き合い選べますよね。嫌いな人とは付き合わないとか、距離をおくとか。もちろん好きな友達とは頻繁に会ったりとか。私は割とはっきり好き嫌いを区別していました。そして社会人になると、今まで自分で好き勝手選べた人間関係が、そうはいかなくなりました。歳もいろんな年齢層の人がいて、苦手な人とか、嫌な上司とかももちろんいました。でも仕事を教えてもらわないといけないし、自分が仕事しやすく、居心地よくするために、毎日のようにパシリに使ってくる大嫌いな上司にも気に入られるように気を使ったりして付き合っていました。それはそれで辛かったですけど、でもまあ、それは自分のためであって同期の子に愚痴って、慰めてもらってっていう感じで毎日なんとかやっていました。そのときはそのときで、社会人の人間関係って今までみたいに好き勝手にはいかないな〜学生とは違うな〜大変だな〜とか思ってました。

でも!!このドラマを見て思ったんです。ママ友って、社会人の人間関係よりも大変かもしれない!怖い!!と。だって、子どもたちがいてこそのママ友だから。自分が我慢をすれば済むっていう問題じゃない。自分が他の子のママとトラブルになると、子ども同士もぎくしゃくしちゃったり、いじめられたりはばにされたり。私の場合は、自分の子がいじめられたり仲間外れにされて悲しむ姿なんて見たくない。いっつも楽しく笑っててほしいなって思うから、自分のママ友との関係の築き方でも、自分の子に影響が出てしまうと思うと結構気にしてしまうと思う。自分が仲良くできるママ友じゃなくて、子ども同士の付き合いからのママ友だとして、上辺だけの付き合いだとしたら、嫉妬とか裏切りとか怖いなーと思う。これがママじゃなくてパパ同士だとまた違うんだろうけど、女同士って変な意地とかプライドとか見栄がある人が多いから、グループとか派閥作ったり、悪口とか陰口言って見たり、でも表向きは仲良くしてみたり、怖い!!笑

もちろんそうじゃない人とか、程度の問題とかもあるんだけども。そして、きっと自分もその怖い女の一人なんだろうけども。笑

そういう女の見栄とか、プライドとかと、子どもへの過保護になってしまう気持ちとか期待とか、子ども同士の付き合いとか、ただの母親同士のお友達とは一言で言えないのが、ママ友なんだなあと感じました。

赤ちゃんを産んだら

このドラマを初めて見たとき、わたしのお腹の中に赤ちゃんがいて、まだ見ぬ赤ちゃんに無事に産まれてほしいとか、元気に産まれてきてほしいと願っていました!産まれてきてくれてからは、また新たに、元気に大きくなってほしいとか、お友達がいっぱいできますようにとか、また新しい願望があります。きっと自分の親も私に思ってくれたんだろうと今になって思うし、母親になった多くの人が一度は思うことだろうと今になってみてわかりました。お腹の中にいたときよりも、産まれてきてくれてからは、より子どもに対しての愛着がわいて、やっぱりより愛情も深くなりました。これから何十年と一緒に過ごしていくのだから、日に日にもっといろんな感情がわいてくるのでしょう、きっと。このドラマの中でも、いろんな家庭のかたちがあって、いろんな母親の姿があるのだけれど、母親の子どもに対する愛情はどの母親も同じ様にもっていて、それはどんな家庭のどんな母親でも変わらないんだなと感じました。それがわたしも赤ちゃんを産んでから、強く共感できるところでした。だからこそ、その経験をしてきたたくさんの母親たちが自分の姿を兼ね合わせて、共感を呼び、涙も誘うドラマなんだろうなと私は感じました。

私の子どもが幼稚園に通うようになる頃、また見てみるとより共感できるかもしれないと思うので、何年か後に見てみようと思っています!

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